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Claude Codeの使い方|インストールから最初の1週間まで(Mac・Windows・VS Code)【2026年】

ノートPCでAIアシスタントと作業を進める人物と、最初の1週間に印をつけた卓上カレンダーのイラスト
イラスト:AIで作成

この記事の結論

Claude Codeの使い方を、インストール(Mac・Windows・VS Code)から最初の指示、許可モード、GitHub連携、つまずきやすい6つの点まで解説。エンジニアのいない会社が最初の8日間で社内ノート50本を作った実録つき。

目次9項目
  1. Claude Codeの使い方はどこから?インストール方法と始め方(Mac・Windows・VS Code)
  2. 最初の指示はどう出す?はじめてのセッションで打つ言葉
  3. 最初の1週間で何をする?僕らの記録とおすすめの順番
  4. 権限と安全はどう設定する?許可モードと任せてはいけないこと
  5. プランはどれを選ぶ?使い方別の目安
  6. 1週間のあと、どう育てる?第二の脳・スキル・サブエージェント・定期タスク
  7. 非エンジニアはどこでつまずく?インストールから運用までの6つ
  8. まとめ
  9. よくある質問

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Claude Codeの使い方は、インストールして作業フォルダを決め、日本語で指示を出すだけです。最初の1週間は、自社の情報をAIが読める形で書き出すことに使うのが近道でした。エンジニアのいない僕の会社が最初の8日間で社内ノート50本を作った記録をもとに、安全な権限の設定とプラン選びまでまとめます。

Claude Codeの使い方はどこから?インストール方法と始め方(Mac・Windows・VS Code)

始め方は「プランを契約する→使う場所を選ぶ→インストールしてログインする」の3段です。Claude Codeは無料プランでは使えず、月20ドルのPro以上が必要です。プログラミングをしない人は、ターミナルを使わずに済むデスクトップアプリから始めるのが一番つまずきません。2026年10月時点の公式手順で順に説明します。

Claude Codeとは、Anthropicが提供する、パソコン上のファイルを読み書きし、コマンドの実行まで任せられるAIエージェントです。チャットAIが「答えを返す」道具だとすると、Claude Codeは「作業を終わらせる」道具です。名前に「Code」とありますが、僕の会社ではコードよりも、レポートの集計や記事の下書き、社内ルールの整理といった事務と制作の仕事に使っています。

使う場所は5つ。中身は同じClaude Code

Claude Codeは、ターミナル、デスクトップアプリ、VS Code、JetBrains、ブラウザ(Web)の5か所で使えます。スマホのClaudeアプリからも、Web版やRemote Controlを通じて同じセッションを続けられます。公式ドキュメントによれば、どこから使っても同じ仕組みにつながっていて、後で説明するCLAUDE.mdや設定、MCPの接続はどの場所でも共通です。なので「最初にどこを選ぶか」で後から困ることはありません。

使う場所向く人準備ひとこと
デスクトップアプリ(Codeタブ)非エンジニア、まず触ってみたい人アプリを入れてログイン変更点を画面で確認できる。定期タスクもここで作れる
ターミナル毎日使う人、自動化したい人コマンド1行でインストール機能が一番そろっている。claude -p で自動実行もできる
VS Code・JetBrainsすでにエディタを使っている人拡張機能を入れる編集中のファイルを見ながら頼める
Web(claude.ai/code)パソコンに何も入れたくない人ブラウザだけクラウドで動く。手元のファイルは直接は読めない
スマホ(Claudeアプリ)外出先で続きを頼みたい人アプリにログインWeb版やRemote Controlで使う

僕は今、デスクトップアプリとターミナルを併用しています。スマホから続きを頼む方法はClaude Codeをスマホで動かす方法にまとめました。

なお、デスクトップアプリには「Code」のほかに「Cowork」というタブもあります。フォルダを渡して資料作成などを任せる点は似ていますが、別の作業モードです。違いはClaude Coworkの使い方とCodeとの違いで整理しました。

デスクトップアプリで始める手順

非エンジニアには、この手順をおすすめします。対応OSはmacOS(IntelとApple Silicon)、Windows(x64とARM64)で、Linuxはベータ版です。

  1. 公式サイトからClaudeのデスクトップアプリをダウンロードしてインストールする
  2. アプリを起動し、Proなど有料プランのアカウントでログインする
  3. 画面上部の「Code」タブを開く(有料プランでないとアップグレードを求められます)
  4. 「Local」を選び、「Select folder」で作業用のフォルダを選ぶ
  5. 入力欄に日本語で指示を書いて送る

公式ドキュメントにも、デスクトップアプリにはClaude Codeが含まれているので、別途インストールする必要はないと書かれています。

ターミナルで始める手順

ターミナルとは、文字でパソコンに命令を出すための画面のことです。Macなら「ターミナル」、Windowsなら「PowerShell」がそれにあたります。公式が推奨するインストール方法は、次のコマンドを1行貼って実行する方法です。

Mac・Linux・WSLの場合:

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

WindowsのPowerShellの場合:

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Homebrewを使っているMacなら brew install --cask claude-code、WinGetを使っているWindowsなら winget install Anthropic.ClaudeCode でも入れられます。

インストールが終わったら、新しいターミナルを開いて claude --version と打ちます。数字が表示されれば成功です。表示されないときは claude doctor を打つと、何がおかしいかを診断してくれます。

あとは作業したいフォルダに移動して claude と打てば起動し、最初の1回だけブラウザでログインを求められます。公式の推奨方法で入れた場合は、裏で自動的に最新版に更新されます。HomebrewとWinGetで入れた場合は自動更新されないので、時々アップデートのコマンドを打つ必要があります。

動作環境は、macOS 13.0以降、Windows 10の1809以降、メモリ4GB以上です。

Windowsで使うときの注意(PowerShell・WSL・Git for Windows)

Windowsでは、Claude Codeをそのまま動かす方法と、WSL(Windowsの中でLinuxを動かす仕組み)の中で動かす方法の2つがあります。プログラミングをしない人は、そのまま動かす方法で十分です。管理者として実行する必要はありません。

いちばん多い失敗は、コマンドを貼る画面の取り違えです。上の irm で始まるコマンドはPowerShell用で、行頭に PS C:\ と表示されている画面に貼ります。PS のない「コマンドプロンプト(CMD)」に貼ると 'irm' is not recognized と出ます。CMDを使う場合は、公式が別に用意しているCMD用のコマンドを使ってください。WSLを選んだ場合は、WSLの画面の中でMac・Linux用のコマンドを打ちます。

「Git for Windows」を入れておくと、ClaudeがBashという種類のコマンドを使えるようになります。入れなくても、代わりにPowerShellで動きます。WSLの中で使う場合は不要です。

VS Codeで使う手順

すでにVS Codeというエディタを使っている人は、拡張機能を入れるだけで始められます。公式ドキュメントでは、VS Code 1.94.0以降と、Pro以上の有料プランかConsoleのアカウントが必要とされています。

  1. VS Codeで Cmd+Shift+X(Windowsは Ctrl+Shift+X)を押して拡張機能の画面を開く
  2. 「Claude Code」を検索して「Install」を押す(表示されないときはVS Codeを再起動する)
  3. ファイルを1つ開き、エディタ右上に出るClaudeのアイコン(Sparkアイコン)を押す。左端のサイドバーのアイコンや、右下の「✻ Claude Code」からも開ける
  4. 最初の1回だけ表示される「Sign in」を押し、ブラウザでログインする
  5. 入力欄に日本語で指示を書いて送る

拡張機能の中でも、入力欄の下にある表示を押すと許可モードを切り替えられます。注意したいのは、拡張機能だけを入れても、ターミナルで claude と打てるようにはならない点です。公式ドキュメントによると、拡張機能は自分専用のClaude Codeを中に持っていて、ターミナルからは見えません。ターミナルでも使いたい場合は、上の手順で別にインストールします。

先に書いたとおり、僕自身はデスクトップアプリとターミナルの2つで仕事を回しています。エディタを普段使わない方は、VS Codeを新しく入れるより、デスクトップアプリから始めるほうが覚えることが少なく済みます。

最初の指示はどう出す?はじめてのセッションで打つ言葉

最初の指示は「このフォルダに何があるか説明して」のような、読むだけの依頼から始めるのが安全です。慣れてきたら、何を・どこまで・どの形で欲しいかを1文ずつ書きます。話題が変わったら /clear で会話をリセットし、Claudeに教えたいことは会話ではなくCLAUDE.mdに書く。この3つを押さえれば、初日から実務に使えます。

最初の作業フォルダは「空のフォルダ」でいい

最初の1回でつまずきやすいのが、どのフォルダで起動するかです。Claude Codeは、起動したフォルダの中を読み書きします。いきなりパソコン全体や重要な書類のフォルダで起動すると、何を読まれ、何を書き換えられるかを把握しにくくなります。

僕のおすすめは、デスクトップに「AI作業」のような空のフォルダを1つ作り、そこで始めることです。必要な資料はそこにコピーして渡します。僕の会社でも、社内ノートをまとめたフォルダを1つ決め、Claude Codeは基本的にそこで起動しています。

最初に打つ5つの指示

公式のクイックスタートも、最初は「このプロジェクトは何をするもの?」のような質問から始めるよう勧めています。非エンジニア向けに言い換えると、次の順番がおすすめです。

  1. 「このフォルダに何が入っているか、一覧にして説明して」
  2. 「Claude Codeでできることを、非エンジニアの経営者向けに説明して」
  3. 「私に質問しながら、私の会社のCLAUDE.mdを一緒に作って」
  4. 「この議事録を読んで、決まったことと次にやることを箇条書きにして」
  5. 「今日やったことを、明日の自分向けのメモにしてこのフォルダに保存して」

CLAUDE.mdとは、Claude Codeが会話を始めるたびに必ず読み込む、AI向けの説明書ファイルです。会社の概要、判断の優先順位、やってはいけないことを書いておくと、毎回説明し直さずに済みます。/init と打つと、Claudeがフォルダを読んでたたき台を作ってくれます。公式ドキュメントは、1ファイル200行以内を目安にしています。

指示の出し方のコツは、公式のヒントとほぼ同じです。「バグを直して」ではなく「ログイン画面で〜のときに〜になる不具合を直して」のように具体的に書く。大きな作業は番号付きの手順に分ける。いきなり直させず、まず読ませて理解させる。この3つで、出てくるものの精度がかなり変わります。

覚えておく操作は10個で足りる

最初に覚えておくと困らない操作を表にまとめます。/ を打つと、使えるコマンドとスキルの一覧が出ます。

操作どこで打つ何が起きるか
claudeターミナルClaude Codeを起動する
claude -cターミナルこのフォルダの直前の会話を続きから開く
claude -rターミナル過去の会話を選んで再開する
claude -p "指示"ターミナル1回だけ実行して終了する(自動化で使う)
/clearClaude Codeの中会話の履歴を消して新しく始める
/initClaude Codeの中CLAUDE.mdのたたき台を作る
/memoryClaude Codeの中CLAUDE.mdと自動メモリを開いて編集する
/usageClaude Codeの中使用量の残りと内訳を確認する
Shift+TabClaude Codeの中許可モードを切り替える
/exitClaude Codeの中終了する

claude -p の使い方は、claude -pとヘッドレス実行の記事で詳しく書いています。

最初の1週間で何をする?僕らの記録とおすすめの順番

最初の1週間は、AIに作業を頼むより、自社の情報をAIが読める形で書き出すことに使うのが近道です。僕の会社では、社内ノートの記録が始まった2026年5月21日から8日間で、作成日つきのノートが50本できました。会社の概要、商品と料金、案件ごとのメモ、判断の基準を先に入れたことで、2週目からの依頼の精度が上がりました。

社内ノートに残っている、僕らの最初の8日間

先に正直に書いておきます。当時のClaude Codeの会話ログは手元に残っていないので、一つ一つの指示までは再現できません。ここでは、社内ノートの保管場所(Vault)に残っているノートの作成日から、何をした週だったかを組み立てています。Vaultとは、Obsidianというメモアプリで管理する、ノートを入れるフォルダのことです。

日付作成日つきのノート中身
5月21日(木)6本僕のプロフィール、自社の概要、事業の方向性をどう変えるかの判断メモ
5月22日(金)22本提供サービスと料金のまとめ、案件ごとのメモ、SNS運用の方針、朝の習慣、承認を省いて動かすための隔離環境の手順
5月23日(土)7本自社の新規事業のアイデア1つを、市場調査・開発設計・デザイン・集客・事業計画に分けた資料と、着手の判断メモ
5月24日(日)0本—
5月25日(月)2本案件メモ、レンタルサーバーの設定でハマった点
5月26日(火)0本—
5月27日(水)10本「説明のしかた」のルール、朝のメール整理の自動実行の設定、Web制作の知識集
5月28日(木)3本導入したAIツールの記録、朝のメール整理の2日目の結果

計測方法は、Vault内のノートのうち、作成日(createdまたはdate)が2026年5月21日〜28日のものを数えたものです。会社のお知らせ記事の原稿など、作成日が過去の日付になっているものは除いています。

振り返ると、最初の2日間で28本、ほぼ「頭の中の在庫を書き出す」作業でした。3日目に、新規事業の検討という「考える仕事」を初めてまとめて任せています。7日目には、毎朝9時にメールを読んで整理させる自動実行が動き始めました。初回は60通のメールを、すぐ対応5件、要返信3件、情報14件に仕分けています。

いま始める人に勧める最初の1週間

僕らの順番は、手探りだったぶん遠回りもしています。その経験を踏まえて、いま始める人に勧める順番を表にしました。「僕らがやってみて分かった順番」であって、公式の推奨手順ではありません。

日やること目安
1日目インストール、作業フォルダ作り、CLAUDE.mdの初版づくりCLAUDE.mdは30行でいい
2日目商品と料金、主な取引先の状況、判断の基準を書き出させる20本前後のメモ
3日目考える仕事を1つ任せる(企画書、調査、比較表)結果は必ず自分で読む
4日目うまくいかなかった点を「次からこうして」の1行で残すCLAUDE.mdかメモに追記
5日目分からない言葉が出たときの説明のしかたを決める「専門用語には説明を付ける」など
6日目毎日の定型作業を1つ、読むだけの作業から任せるメールの仕分け、日報のまとめ
7日目1週間の振り返り。/usage で使用量を見て、任せないことを決める送信とお金は任せない

ポイントは、2日目に作業を頼まず、情報を入れることに使う点です。Claude Codeは会話のたびにゼロから始まるので、会社のことを知らない状態で頼んでも、一般論の答えしか返ってきません。

僕が記録上7日目の5月27日に作った「説明のしかた」のルールは、今も使っています。ターミナルの操作を「Ctrl+C → npm run dev」のような略記で説明され、意味が分からなかったのがきっかけです。それ以来、「どの画面で操作するかを最初に言う」「キーを押すのか、文字を打つのかを分ける」「専門用語には短い説明を付ける」をルールに書いています。非エンジニアの方には、同じルールを初週に入れておくことを強くおすすめします。

社内ノートの作り方そのものは、Claude Codeで会社を「第二の脳」にする経営者向けガイドで5ステップに分けて書きました。Obsidianの入れ方はObsidianの使い方とClaude Codeに読ませる始め方をご覧ください。

権限と安全はどう設定する?許可モードと任せてはいけないこと

許可モードは、最初は確認が出る設定で始め、慣れたらオートモードに移るのが安全です。2026年10月時点の最新版では、ターミナルとVS Codeの既定はオートモードで、危ない操作だけを別のモデルが止めます。ただし公式も安全の保証ではないと明記しています。メールの送信とお金が動く操作は、どのモードでもAIに任せないと決めておいてください。

許可モードは6種類

許可モードとは、Claudeがどの操作を、人間に確認せずに実行してよいかを決める設定のことです。Shift+Tab を押すたびに切り替わり、デスクトップアプリでは送信ボタンの横で選べます。

モード確認なしで動く範囲向く場面
Manual(default)読むことだけ。編集やコマンドは毎回確認使い始め、重要なファイルを扱うとき
acceptEdits読む、ファイル編集、フォルダ作成などの基本操作自分で変更を見ながら直していくとき
plan読んで計画を立てるだけ(編集しない)大きな作業の前に方針を確認したいとき
autoほぼすべて。裏で別のモデルが危険な操作を止める長い作業、確認の連打に疲れたとき
dontAsk事前に許可したものだけ。それ以外は拒否自動実行のスクリプト
bypassPermissionsすべて。確認もチェックもなし隔離した環境の中だけ

オートモードとは、Claudeの操作を人間の代わりに別のAIモデル(分類器)が実行前に審査し、危険なものだけを止める許可モードです。公式ドキュメントでは、Claude Code v2.1.283以降、ターミナルとVS Codeの対話セッションはこのモードで始まると説明されています。

分類器が既定で止める操作には、たとえば次のものがあります。

  • curl | bash のような、ネットから落としたコードの実行
  • 機密データを外部へ送ること
  • 本番環境へのデプロイ
  • セッション開始前からあったファイルの、取り返しのつかない削除
  • Gitの強制プッシュ

会話の中で「プッシュはしないで」「確認するまでデプロイしないで」と伝えると、分類器はそれも止める合図として扱います。ただしこれは会話の記録を毎回読み直して判断する仕組みなので、長い会話で古いやり取りが圧縮されると消えることがあります。確実に止めたい操作は、設定ファイルの禁止ルールに書くよう公式も勧めています。逆に、同じ操作で何度も確認が出て困るときの直し方はClaude Codeで毎回「許可しますか」と聞かれる原因と設定にまとめました。

Plan Modeの使い方

Plan Modeとは、Claudeにファイルを書き換えさせず、調べて計画を立てるところまでで止めさせる許可モードです。表の「plan」がこれにあたります。大きな作業ほど、いきなり直させるより先に計画を読んだほうが、やり直しが減ります。

  1. Shift+Tab を何度か押し、画面下の表示が plan mode on になったら止める。1回だけ使うなら、指示の頭に /plan を付けてもいい
  2. 「来月の広告レポートの作り方を見直したい。どのファイルをどう変えるか、計画だけ出して」のように頼む
  3. 出てきた計画を読み、直したい点があれば「No, keep planning」を選んで伝える
  4. 納得したら承認する。承認すると計画モードが終わり、選んだ許可モードで作業が始まる

公式ドキュメントによると、計画を承認するまで編集は止まります。承認前に Ctrl+G を押すと、計画をテキストエディタで直接書き換えることもできます。承認せずに抜けたいときは、もう一度 Shift+Tab を押します。デスクトップアプリでは、送信ボタンの横の選択肢から「Plan」を選べます。

僕の会社でも、この「先に計画、承認してから実行」の順番を大事にしています。たとえばこのコラムの既存記事を直すときは、先にAIに「上位の記事と比べて何が足りないか」と作業量の見積もりを別のファイルに書かせ、書き換える側のAIはそれを読んでから手を付ける、という順番にしています。Plan Modeは、この「計画を先に出させる」発想を1つの会話の中で手軽にやる方法だと考えると分かりやすいと思います。

僕の会社の線引き

僕の会社では、2026年8月21日に「本当に危ない操作以外は、確認なしで進める」という方針を決め、設定ファイルに反映しました。中身は3段階です。

  1. 確認なしで実行: ファイルの編集、Web検索、Gitの操作、メールの下書き作成、カレンダーの予定作成
  2. 確認画面が出る: メールの送信・返信・転送、ゴミ箱への移動、ファイルの共有設定、プルリクエストのマージ
  3. 画面上は進めても、押す直前にチャットで承認を取る: 広告の配信開始、支払い・購入・契約、SNSへの投稿

決めておいてよかったのは、2と3を分けたことです。ツールの許可は通っても、「お金と対外発信は最後のボタンだけ人間が押す」という線は、設定とは別のルールとして残しています。

承認を省くbypassPermissionsは、公式も隔離した環境でだけ使うよう警告しています。僕は2日目の5月22日に、Dockerという仕組みで外部への通信を絞った隔離環境を作り、承認なしで長時間動かすときはその中だけで使うルールにしました。ただ、非エンジニアの方が最初の1週間でここまでやる必要はありません。最初はManualかオートモードで十分です。

どのモードでも任せないこと

許可モードを何にしても、僕の会社では次の4つはAIに任せていません。どれも、間違えたときに取り消せないか、取り消すのに相手の手間がかかるものです。

  • メールやSNSの送信、宛先付きの招待(下書きまでは任せる)
  • 振込、購入、契約、課金プランの変更
  • パスワードや認証コードの入力(ログインは自分で行う)
  • 顧客の個人情報を外部サービスへ渡すこと

プランはどれを選ぶ?使い方別の目安

迷ったら月20ドルのProで始め、上限に週何度も当たるようになってから上げるのが一番ムダがありません。2026年10月時点の公式料金では、Pro月20ドル、Max 5x月100ドル、Max 20x月200ドルで、無料プランでは使えません。毎日の業務に使うなら、Max 5x以上を検討する時期が来ます。

使い方おすすめ月額(ドル)判断のポイント
まず試す、週に数回Pro20(年払いなら月17)向き不向きを確かめる段階
平日ほぼ毎日、1人で使うMax 5x100Proで5時間枠に何度も当たるなら
1日中、複数の作業を並行で任せるMax 20x200僕の会社はこれでも週の半ばに枠の6〜7割を使った
社員それぞれが使うTeam1人20〜(年払い・標準シート)1人1シートの契約

僕の会社はMax 20xで、2026年9月中旬の時点では週の半ばに週次枠の6〜7割を使っていました。使い方を見直した経緯と、上限の仕組みはClaude Codeの料金と上限の実録に詳しく書いています。

1つだけ、始める前に知っておいてほしい落とし穴があります。パソコンに ANTHROPIC_API_KEY という設定が入っていると、Claude Codeはサブスクではなく、そのAPIキーで認証して従量課金になります。公式ドキュメントにも、このキーが設定されているとログインの代わりにキーの承認を求めると書かれています。「サブスクで使っているつもりが、別の請求が来た」を避けるため、心当たりのない人はインストール前に確認しておくと安心です。

1週間のあと、どう育てる?第二の脳・スキル・サブエージェント・定期タスク

育て方の順番は、社内ノート(第二の脳)→スキル→外部ツールとの接続→サブエージェント→定期タスクです。僕の会社では4か月半で、社内ノート1,377本、Claudeが自分で書いた記憶メモ219本、スキル56本まで育ちました。どれも最初からあったわけではなく、困ったことが起きるたびに1つずつ足したものです。

5月から10月までに足したもの

時期足したものきっかけ
2026年5月21日社内ノート(Vault)を作り始める毎回同じ説明をするのをやめたかった
5月27日毎朝9時のメール整理を自動実行朝の受信箱の確認に時間を取られていた
6月14日実務で使う拡張機能(プラグイン)を7個に絞って導入LP制作やブラウザ操作を任せたかった
7月19日社内ノート一式を非公開のGitHubで自動同期スマホから社内ノートを読ませたかった
8月21日許可の方針を文書化し、設定ファイルに反映確認画面が多すぎて作業が止まっていた
9月3日サブエージェントの型を4種類(軽作業・通常・重い判断・検品)に固定軽い作業にまで一番高いモデルを使っていた
9月7日定期タスクを4本体制に作り直し5本中、決まった時刻に完走したのが2本だけだった
9月16日使用量を実測し、使っていない拡張機能18個を停止週の半ばで週次枠の6〜7割を使っていた

6月14日のプラグイン導入で、どのマーケットプレイスから何を入れ、何を見送ったかはClaude Codeのプラグインマーケットプレイスの使い方と導入実録にまとめました。

数字はすべて2026年10月1日に数えたものです。社内ノートはVault内のMarkdownファイル数(設定フォルダとGit管理用のフォルダを除く)、記憶メモはClaude Codeの自動メモリのフォルダ内のファイル数(索引ファイルを除く)、スキルは個人用53本と社内ノート側3本の合計です。

4つの仕組みを一言で

スキルとは、仕事の手順や判断基準を1つのフォルダにまとめ、必要な場面でだけClaudeに読ませる仕組みです。広告レポートの作り方、記事の書き方など、毎回同じ説明をしている仕事から作ると効果が出やすいです。作り方はClaude Skillsの作り方と社内56本の実録に書きました。

MCPとは、Claude CodeとGmailやカレンダー、広告管理画面などの外部ツールをつなぐための共通の接続規格です。5月27日のメール整理も、MCPでGmailにつないで動かしました。詳しくはMCPとは?経営者向けの解説をご覧ください。つないだMCPや設定をパソコンの買い替え時に引き継ぐ方法は、Claude Codeを新しいMacに移行する手順にまとめました。

サブエージェントとは、メインの会話から切り出した作業を、別の文脈で処理させる下請け役の仕組みです。作業ごとにモデルを指定できるので、一覧化や整形は軽いモデル、設計の判断や最終チェックは重いモデル、と振り分けています。4つの役の定義ファイルの中身はAIエージェントの作り方とサブエージェント4役の実録で公開しています。

フックとは、Claude Codeが会話を始めたときやファイルを編集した後など、決まったタイミングで自動的にコマンドを動かす仕組みです。7月19日に始めたGitHubへの自動同期は、会話の開始時と終了時に動くフックで実現しています。使い方はClaude Code hooksの使い方と実録で紹介しています。

GitHubと連携する

GitHubとは、ファイルの変更履歴を保管し、複数人で共有するためのWebサービスです。Claude Codeは、GitHub上のissue(課題のメモ)やプルリクエスト(変更の提案)のコメントで @claude と呼びかけると、内容を読んで返事をしたり、変更を作ったりできるようになります。これを実現するのが、Claude GitHub Appと、GitHub Actions(GitHub上で決まった処理を自動で動かす仕組み)です。

公式ドキュメントにある一番簡単な始め方は次のとおりです。

  1. つなぎたいリポジトリの管理者権限があることを確認する
  2. GitHub CLI(gh)を入れ、gh auth login でログインしておく
  3. そのリポジトリのフォルダで claude を起動し、/install-github-app と打つ
  4. 案内に沿って、Claude GitHub Appのインストールと、認証用のシークレット(APIキーか、サブスク用のトークン)の登録を進める
  5. 最後にワークフローのファイルを追加するプルリクエストが用意されるので、それを作ってマージする

これが済めば、issueやプルリクエストのコメントに @claude この不具合を直して のように書くだけで、Claudeが同じ場所にコメントで返事をします。公式によると、この呼びかけは既定ではリポジトリへの書き込み権限がある人のコメントにしか反応しません。また、APIキーやトークンをファイルに直接書いてリポジトリに入れないよう、公式ははっきり警告しています。

僕の会社のGitHubの使い方は、これとは少し違います。7月19日から、社内ノート一式を非公開のGitHubに置き、会話の開始時と終了時に動くフックで自動的に同期しています。スマホから社内ノートを読ませるのが目的でした。このとき決めたのが、パスワードなどの認証情報や大きな動画ファイルを同期の対象から外すことと、外したものを一覧にしたメモを残すことです。@claude の連携を入れる場合も、まず「GitHubに置いてはいけないものは何か」を決めてから始めることをおすすめします。

定期タスクは「アプリが開いているときだけ動く」

定期タスクとは、決めた時刻や間隔でClaudeに新しいセッションを自動で始めさせ、作業させる仕組みです。デスクトップアプリで作る定期タスクは手元のファイルを直接使えますが、公式ドキュメントにあるとおり、アプリが起動していてパソコンが起きているときしか動きません。パソコンを閉じていても動かしたい場合は、クラウドで動く「Routines」を使います。

どの順番で何を足すかは会社によって違います。ただ「最初からすべて入れない」ことだけは共通して言えます。Claude Codeでできることの全体像は、Claude Codeでできること・非エンジニアの活用事例に業務別でまとめました。OpenAIのCodexと使い分けたい方はCodexの使い方とClaude Code併用の実録も参考になります。

非エンジニアはどこでつまずく?インストールから運用までの6つ

つまずきの多くは、AIの性能ではなく「思い込み」と「設定」から来ました。説明が専門用語だらけで分からない、入れた拡張機能が重くないと思い込む、1つの会話を伸ばし続ける、定期タスクが確認画面で止まる、CLAUDE.mdに書けば必ず守られると思う、の5つは、僕らが実際に引っかかったものです。これに、始める前の段階でつまずきやすい「インストールしたのに動かない」を公式の対処法とあわせて加え、6つを順に書きます。どれも、気づけば数分で直せる種類の問題でした。

1. 説明が専門用語だらけで分からない

先ほど書いたとおり、僕は5月27日に「説明のしかた」のルールを作りました。分からない言葉が出たら、その場で「中学生にも分かるように言い直して」と頼んで構いません。何度も同じことが起きるなら、それはCLAUDE.mdに書くタイミングです。公式ドキュメントも、同じ訂正を2回したらCLAUDE.mdに追記するよう勧めています。

2. 「入れても重くならない」と思い込んでいた

6月14日に拡張機能を入れたとき、僕は「入れても通常のセッションは重くならない」とノートに書いていました。ところが9月16日に実測すると、21個の拡張機能の説明文だけで、毎回のセッションに約4万トークンが読み込まれていました。そのうち18個は、過去60日間で一度も使われていません。

入れる前に「本当に使うか」を考え、入れた後は /usage で何に使用量が消えているかを見る。拡張機能を整理しただけで、1セッションあたり約4万トークンが減りました。

3. 1つの会話を伸ばし続ける

朝に広告レポート、昼にLPの修正、夕方に請求書を、同じ会話で続けてしまうパターンです。Claude Codeは質問のたびにそれまでの会話をまるごと読み直すので、会話が長いほど使用量が増えます。僕の会社では「1セッション1案件」をルールにし、話題が変わったら /clear で新しく始めるようにしました。

4. 定期タスクが確認画面で止まる

9月上旬まで、僕の会社の定期タスクは、決まった時刻に動き始めても成果物が残らないことが続いていました。5本のうち、決まった時刻に最後まで終わったのは8月24日の2本だけで、その後の2週間はゼロです。原因の1つは、最初のツール実行で確認画面が出て、誰も答えないまま止まっていたことでした。9月6日には、確認待ちのまま13時間止まっていた記録が残っています。

普段の会話では確認なしで動いていたので、気づくのが遅れました。それまで設定ファイルの許可リストは1件しかなく、これを42件まで増やして解決しています。公式ドキュメントでは、作った直後に「Run now」で一度動かし、出てきた確認に「常に許可」を選んでおく方法が紹介されています。調べ物でURLを渡したのに中身を読めず止まる場面も多く、こちらはWebFetchで読めない時の手順に分けて書きました。

5. CLAUDE.mdに書けば必ず守られると思う

CLAUDE.mdは、Claudeが読んで従おうとする「前提の情報」であって、強制力のある設定ではありません。公式ドキュメントもこの点をはっきり書いていて、絶対に止めたい操作は権限の設定やフックで止めるよう勧めています。僕の会社でも、メールの送信だけは「CLAUDE.mdに書く」ではなく「設定で確認制にする」で担保しています。

6. インストールでつまずいたとき(command not found など)

インストールは終わったのに、claude と打つと zsh: command not found: claude(Mac)や 'claude' is not recognized(Windows)と出ることがあります。公式ドキュメントによると、原因の多くは、Claude Codeが入った場所(Macは ~/.local/bin、Windowsは %USERPROFILE%\.local\bin)を、ターミナルがまだ探しに行っていないことです。

  1. まず、ターミナルのウィンドウを閉じて新しく開き直す。インストールしたときの画面は、古い設定のまま動いているためです
  2. それでも出るときは、Macなら次の2行を順に打ってから claude --version を試す
echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
  1. Windowsで irm が見つからないと出るときは、PowerShellではなくCMDに貼っています。上の「Windowsで使うときの注意」を見直してください
  2. 原因が分からないときは claude doctor を打つ。何がおかしいかを診断してくれます

もう1つの落とし穴が、VS Codeの拡張機能だけを入れた場合です。拡張機能の中のClaude Codeはターミナルからは見えないので、ターミナルで使うには別にインストールが必要です。ログインの画面が出ない、ログインを繰り返すといった場合も、公式の「Troubleshoot installation and login」のページに症状ごとの対処がまとまっています。

ここは僕らが引っかかった記録がない項目なので、手順はすべて公式ドキュメントに沿って書きました。インストールで止まるのが不安なら、別途インストールが要らないデスクトップアプリから始めるのが確実です。

インストール後に出るログイン・使用量の上限・Prompt is too long などのエラーは、Claude Codeのエラー一覧で症状から引けます。

最初の設計を自分だけで決めるのが不安な方は、ウラカタで経営者向けのClaude Code研修を開いています。広告やSNSの実務ごと任せたい場合はウラカタのサービス一覧もご覧ください。

まとめ

  • Claude Codeは月20ドルのPro以上で使える。非エンジニアはデスクトップアプリのCodeタブから始め、空の作業フォルダで起動するのが安全
  • 最初の指示は「このフォルダに何があるか説明して」のような読むだけの依頼から。教えたいことは会話ではなくCLAUDE.mdに書く
  • 最初の1週間は、作業を頼むより自社の情報を書き出すことに使う。僕の会社では最初の8日間で社内ノート50本を作った
  • 許可モードは最初はManualかオートモード。メールの送信とお金が動く操作は、どのモードでもAIに任せない
  • スキル、MCP、サブエージェント、定期タスクは、困ったことが起きるたびに1つずつ足せばいい

よくある質問

Claude Codeは無料プランでも使えますか?

使えません。2026年10月時点の公式ドキュメントでは、Pro、Max、Team、Enterpriseのいずれか、またはAPI用のConsoleアカウントが必要です。お試しなら月20ドルのProで十分で、上限に何度も当たるようになってから上位プランを考えれば間に合います。

プログラミングができなくてもClaude Codeは使えますか?

使えます。指示は日本語の文章で出せます。僕の会社にはエンジニアがいませんが、レポート作成や記事の下書き、社内ルールの整理まで毎日任せています。黒い画面が不安なら、ターミナルを使わずに済むデスクトップアプリのCodeタブから始めるのがおすすめです。

WindowsのパソコンでもClaude Codeは使えますか?

使えます。公式の動作環境はWindows 10の1809以降で、PowerShellに1行のコマンドを貼ればインストールできます。Git for Windowsを入れるとコマンドの幅が広がります。ターミナルが不安なら、Windows版のデスクトップアプリから始めても同じClaude Codeです。

ターミナル版とデスクトップアプリ、どちらから始めるべきですか?

非エンジニアならデスクトップアプリからがおすすめです。どちらも中身は同じClaude Codeで、CLAUDE.mdや設定は共通して使われます。慣れてきて、決まった時刻に自動で動かしたい、コマンド1行で呼び出したいといった用途が出てきたら、ターミナル版を足せば十分です。

Claude Codeが大事なファイルを勝手に消すことはありませんか?

設定次第で、消える可能性はゼロではありません。2026年10月時点のターミナル版で既定のオートモードでは、元からあったファイルの取り返しのつかない削除は別のモデルが止めますが、公式も安全の保証ではないと明記しています。専用の作業フォルダで使い、バックアップを取ってから始めてください。

VS CodeでClaude Codeを使うにはどうすればいいですか?

拡張機能の画面で「Claude Code」を検索してインストールし、エディタ右上か左のサイドバーのアイコンから開きます。最初の1回だけブラウザでログインすれば、あとは日本語で指示を書くだけです。2026年10月時点の公式ドキュメントでは、VS Code 1.94.0以降が必要です。

GitHubのプルリクエストで@claudeと書くだけで動きますか?

書くだけでは動きません。先にClaude GitHub Appの導入、認証用シークレットの登録、ワークフローのファイルの追加が要ります。Claude Codeで /install-github-app と打つと、この3つを案内してくれます。済めば、コメントに@claudeと書くだけで返事が来ます。

Claude CodeのPlan Modeとは何ですか?

ファイルを書き換えずに、読んで調べて「こう進めます」という計画だけを出させるモードです。Shift+Tabで切り替えるか、指示の頭に /plan を付けて使います。計画を承認するまで編集は止まるので、大きな作業の前に方針を確かめたいときに向いています。

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