この記事の結論
Claude Skillsは、手順や資料をフォルダにまとめ、必要な時だけClaudeに読ませる仕組みです。社内56本のうち直近30日に呼ばれたのは14本でした。SKILL.mdの作り方と、効くスキルの条件をまとめました。
目次8項目
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Claude Skillsとは、仕事の手順や判断基準をフォルダにまとめ、必要な場面でだけClaudeに読ませる仕組みです。僕の会社では2026年10月時点で56本を入れていますが、直近30日に呼ばれたのは14本でした。公式の仕様、SKILL.mdの作り方、2回の棚卸しで分かった「効くスキル」の条件をまとめます。
Claude Skillsとは?公式の定義と仕組み
Claude Skillsは、Anthropicが2025年10月16日に発表した機能です。公式ブログでは、Claudeが必要な時に読み込める、指示・スクリプト・資料の入ったフォルダと説明されています。Claudeのアプリ(Pro、Max、Team、Enterprise)、Claude Code、APIのどれでも同じ形式で使えます。
2025年12月18日には、他社のAIツールでも使えるオープン標準として仕様が公開されました。SKILL.mdとは、スキルのフォルダに必ず1つ置く、説明文と手順を書いたテキストファイルのことです。冒頭に名前と説明文を書き、その下に手順を日本語でも英語でも書けます。必要に応じて、同じフォルダにスクリプトや参考資料を足していきます。
スキルの一番の特徴は、全部を最初から読ませない点です。公式はこれを「段階的な読み込み(progressive disclosure)」と呼んでいます。段階的な読み込みとは、最初は名前と説明文だけを渡し、本文や資料は必要になった時点で初めて読ませる設計のことです。公式ドキュメント(Agent Skillsの仕様とClaude Codeの解説)では、次の3段階で説明されています。
| タイミング | 読み込まれるもの | コンテキストへの影響 |
|---|---|---|
| セッション開始時 | 全スキルの名前と説明文だけ | 小さい(既定でコンテキストの1%が上限) |
| スキルが呼ばれた時 | SKILL.mdの本文 | 呼ばれたスキルの分だけ増える |
| 本文が参照した時 | 同梱の資料やスクリプトの出力 | 読んだ分だけ。スクリプトは中身でなく出力だけ |
この設計のおかげで、スキルを何十本入れても、普段の会話はほとんど重くなりません。常に読ませたい社内ルールはCLAUDE.mdに、特定の仕事の時だけ必要な手順はスキルに、という分け方が基本です。
コンテキストとは、Claudeが1回の応答を作るときに読み込む情報の総量のことです。会話の履歴、読んだファイル、ツールの実行結果がすべて含まれます。費用と精度の両方に効くので、何を常に読ませ、何を必要な時だけ読ませるかの設計が、スキルを使う意味そのものになります。
MCPとの違いもよく聞かれます。MCPは外部サービスにつなぐ接続口で、スキルは仕事のやり方を教える手引きです。MCPの仕組みはMCPとは?Claudeと外部ツールをつなぐ仕組みで詳しく書いています。
Claude Codeのスキルはどこに置き、どう呼び出すのか?
Claude Codeでは、決まったフォルダにSKILL.mdを置くだけでスキルとして認識されます。全プロジェクトで使うなら「~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md」、特定のリポジトリだけなら「.claude/skills/スキル名/SKILL.md」です。説明文に合う依頼をすると自動で読み込まれ、「/スキル名」で手動でも呼べます。
置き場所ごとの違いを表にします(2026年10月時点の公式ドキュメント)。
| 置き場所 | パス | 使える範囲 |
|---|---|---|
| 個人 | ~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md | そのパソコンの全プロジェクト |
| プロジェクト | リポジトリの .claude/skills/スキル名/SKILL.md | そのリポジトリを開いた全員 |
| プラグイン | プラグイン内の skills/スキル名/SKILL.md | プラグインを有効にした環境。「/プラグイン名:スキル名」で呼ぶ |
| claude.aiのアカウント | アカウント設定から同期 | ログインしたClaude Codeなど。優先順位は最も低い |
| 組織の管理設定 | 管理者が配布する設定フォルダ | その組織の全員。優先順位が最も高い |
プラグインはマーケットプレイスから追加して入れます。手順と注意点はClaude Codeのプラグインマーケットプレイスの使い方で解説しています。
同じ名前のスキルが複数あると、組織、個人、プロジェクトの順で優先されます。以前の「.claude/commands/」に置くカスタムコマンドも動きますが、公式は新しく作るならスキルを勧めています。
SKILL.mdの冒頭には、YAML形式の設定欄(フロントマター)を書けます。フロントマターとは、ファイル先頭の「---」で挟んだ部分に、名前や動作の設定を項目ごとに書く欄のことです。よく使う項目は次の通りです。
| 項目 | 役割 | 使いどころ |
|---|---|---|
| name | 「/」で呼ぶときの名前。省略するとフォルダ名 | 小文字・数字・ハイフンで付ける |
| description | 何をするスキルか、いつ使うか | 自動で呼ばれるかどうかはほぼここで決まる |
| disable-model-invocation | trueにすると自動では呼ばれず、手動の「/名前」だけになる | 公開・送信など、勝手に動かれたくない作業 |
| allowed-tools | スキルの実行中、指定したツールを確認なしで使わせる | 毎回同じコマンドを叩く定型作業 |
| model / effort | スキルの実行中だけモデルや思考の深さを変える | 検品だけ重いモデルに回したいとき |
| context | forkにすると別の文脈(サブエージェント)で実行する | 大量の資料を読む作業を本筋から切り離す |
説明文の長さには上限があります。Claude Codeでは、descriptionと補足欄(when_to_use)を合わせて1,536文字までが一覧に載ります。APIの仕様では、descriptionは1,024文字以内です。実際には200文字前後で、何をするかと、どんな言い方で頼まれたら使うかを書けば足ります。
ウラカタは実際にどんなスキルを使っているのか?
僕の会社はマーケティング支援の会社で、エンジニアはいません。2026年10月1日時点で、個人用の「~/.claude/skills/」に53本、社内の知識をまとめたリポジトリ側に3本、合わせて56本のスキルを入れています。このうち自分たちで作ったものは15本ほどで、残りは動画編集やデザインなど、外部で公開されているものを入れています。
実際の使われ方を数字で出します。2026年10月1日に、直近30日に更新された会話ログ1,607本(サブエージェント分を含む)から、Claudeがスキルを呼び出した記録を数えました。呼び出しは合計105回で、このうちClaude Codeに同梱されているスキルやプラグインのスキルへの呼び出しを除くと、手元の56本への呼び出しは69回、1回以上呼ばれたのは14本でした。呼び出しが多かったものから抜き出します。なお、作業の途中でSKILL.mdを直接読ませた分や、定期タスクが手順書として読んだ分はこの数に入っていません。
| スキル | 何をするか | 30日の呼び出し |
|---|---|---|
| urakata-design | LP・提案書・バナーなど、見た目のある成果物すべてに効かせるデザインの規律 | 24回 |
| ad-report-pack | 広告レポートを「HTMLとPDF」と「数式入りExcel」の2点セットで作る型 | 10回 |
| chrome | 普段使いのログイン状態のブラウザにつなぐ接続手順 | 9回 |
| (外部提供)画像・動画生成サービスの公式スキル | 生成AIサービスのコマンドライン操作の手順。配布元のものをそのまま導入 | 8回 |
| ad-creative | 広告やSNS用の画像素材を生成し、検品して差し替える工程 | 5回 |
| design-taste-frontend | Webデザインの好みの基準(外部公開のスキルを日本語化したもの) | 4回 |
| note-draft | 社長のnote記事の下書きを、型と投稿済み一覧に沿って書く | 1回 |
| urakata-news | 自社サイトのお知らせを書き、承認後に公開まで通す | 1回 |
一番使われているurakata-designは、プロジェクト側に置いているスキルです。LPを作る、提案書を整える、バナーを直すといった依頼のたびに自動で読み込まれ、色の決め方や日本語の文字組み、検索エンジンに載せないページの設定などを毎回守らせています。人が「デザインの規律を読んで」と言わなくても効くのが、スキルにしておく一番の利点です。
ad-report-packには、失敗から生まれた一文が入っています。2026年7月と8月に、広告ごとの数字の表に実際の広告画像が入っていないと、社内で2回続けて指摘を受けました。型番だけの表では、どの広告の話か読み手に伝わらないからです。この指摘をスキル本文に書き足してからは、同じ指摘を受けていません。口頭で注意するより、型に書き込む方が確実に効きます。
urakata-newsは、手順の最後に人の承認を挟む作りです。下書きと公開予定のURLを見せてOKをもらってから、公開用のスクリプトを叩きます。対外発信は止まる場所を決めておかないと怖いので、スキルの中で順番ごと固定しています。こうした業務ごとの時短の実測は、中小企業のAI業務自動化Before/Afterにまとめました。
SKILL.mdはどう書く?スキルの作り方の手順
スキルは、フォルダを1つ作ってSKILL.mdを置けば完成します。おすすめの手順は、先に一度スキルなしでClaudeと仕事をして、毎回同じ説明をしている箇所を見つけ、そこだけを書き出すやり方です。公式のベストプラクティスも、実際の失敗を見てから最小限の指示を書くことを勧めています。いきなり完璧な手順書を書こうとすると、使われないスキルになりがちです。
具体的には次の5ステップで作っています。
- スキルなしで一度やる:普段どおりClaudeに頼み、途中で何度も言い直したことをメモする
- 言い直した内容だけを書き出す:保存先、型、禁止事項、確認を挟む場所など
- 説明文を書く:何をするかと、どんな言い方で頼まれたら使うかを1〜2文で
- 別の会話で試す:まっさらな会話で普段どおりに頼み、自動で呼ばれるか、手順を守るかを見る
- 外れた点を直す:呼ばれなければ説明文に頼み方を足し、守られなければ本文の該当箇所を目立たせる
最小のスキルは、次のような形です。「~/.claude/skills/weekly-memo/SKILL.md」として保存すれば、どのプロジェクトでも「週報書いて」と頼むだけで読み込まれます。
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name: weekly-memo
description: 週報の下書きを社内の型で作る。「週報書いて」「今週のまとめ」と言われたときに使う。
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# 週報の下書き
1. docs/weekly-template.md を読み、見出しの順番をそのまま使う
2. 数字は会話に出たものだけを書く。無い数字は埋めずに「確認待ち」と明記する
3. 下書きは drafts/週報-YYYY-MM-DD.md に保存し、保存先を報告する
説明文には、実際に自分が口にする言い方を入れるのがコツです。僕の会社のスキルは、説明文に「トリガー:『ニュース書いて』『NEWS更新』」のように、普段の頼み方をそのまま並べています。Claudeは説明文で使うかどうかを判断するので、ここに頼み方が無いと、本文がどれだけ良くても呼ばれません。
手順の細かさは、作業の壊れやすさで決めます。公式はこれを「自由度」と呼び、失敗すると取り返しがつかない作業ほど細かく、判断の余地がある作業ほど大まかに書くよう勧めています。僕の会社でも、本番公開やログインが絡むスキルはコマンドまで書き、記事の下書きやデザインのスキルは目的と基準だけを書いています。
自分で書くのが面倒なら、Claudeに作らせても構いません。公式も、スキルの形式はClaudeが理解しているので「今の作業をスキルにして」と頼めば正しい形で作れると説明しています。僕の会社のスキルも、ほとんどは作業が終わった直後に「今やったことをスキルにして」と頼んで作りました。Claude Codeそのものの基本操作はClaude Codeの使い方で解説しています。
うまくいくスキルと、いかないスキルは何が違うのか?
違いは3つに集約されます。説明文に実際の頼み方が書いてあること、本文に「Claudeがもともと知らないこと」だけが書いてあること、書いた後も中身が現実と合っていることです。使われなくなったスキルを調べると、ほぼ必ずこのどれかが崩れていました。長さそのものより、古くなった記述や重複のほうが害になります。
僕の会社で見てきた例を、良い形と悪い形で並べます。
| 観点 | うまくいくスキル | うまくいかないスキル(社内の実例) |
|---|---|---|
| 説明文 | 普段の頼み方が並んでいる | 英語のトリガーしかなく、日本語の依頼で一度も呼ばれなかった |
| 本文の中身 | 社内の型、保存先、禁止事項、確認の場所 | 一般的なデザイン用語の解説を50語ぶん抱えていた |
| 長さ | 本文は数十〜百数十行、細部は別ファイル | 本文が1,206行あり、同じルールが最大3回出てきた |
| 正確さ | パス・ツール名・件数が今の実体と合っている | 存在しないフォルダや、名前の変わったツールを指していた |
| 他のスキルとの関係 | 役割が重ならない | 2本のスキルが同じ書体を「推奨」と「禁止」で食い違えていた |
| 手順の一貫性 | 今のやり方が1通りだけ書いてある | 公開の手順が新旧2通り書かれていて、どちらが今のやり方か読めなかった |
特に気をつけたいのが、表の4行目の「参照のずれ」です。スキルは書いた時点では正しくても、フォルダ名やツールの名前、記事の本数が後から変わります。人間なら古い記述を読み流せますが、Claudeは書いてある通りに実行しようとして、存在しないファイルを探して止まります。2026年9月の棚卸しで見つかった問題の大半は、この種類でした。
もう1つは、Claudeが知っていることを書きすぎないことです。公式のベストプラクティスには、Claudeはもともと賢いという前提に立ち、知らないことだけを足すように書かれています。「PDFとは何か」の説明は要りませんが、「うちのレポートは実際の広告画像を必ず入れる」はClaudeには分かりません。後者だけを書くのが、効くスキルの書き方です。
スキルの数が多い場合は、説明文の枠にも注意が要ります。Claude Codeでは、起動時に読み込む一覧の枠が既定でコンテキストの1%で、超えると使用頻度の低いスキルから説明文が省かれます。使っていないスキルを入れっぱなしにすると、たまにしか使わない大事なスキルが呼ばれにくくなるということです。公式は「/skill-doctor」で、各スキルの消費量と使用回数を見て、一度も呼ばれていないものを洗い出せると案内しています(2026年10月時点でClaude Code v2.1.252以降)。
スキルの棚卸しで何が分かったのか?2回の実録
僕の会社では、2026年7月と9月にスキルの棚卸しをしました。分かったのは、作り直しが必要なスキルはほとんど無く、問題の中心は「肥大化」と「現実とのずれ」だったことです。どちらも書いた本人が気づきにくく、定期的に別の目で全部読み直さないと見つかりません。棚卸しはClaude自身にやらせ、直すかどうかの判断だけを人がしています。
棚卸し(スキル監査)とは、入っているスキルを全部読み、使われているか、中身が今も正しいか、他と矛盾していないかを確かめて、残す・直す・消すを決める作業のことです。2回の結果を表にまとめます。
| 1回目(2026年7月13日) | 2回目(2026年9月3日) | |
|---|---|---|
| きっかけ | スキルが増えてきたので全体を確認 | 新しいモデル(Fable 5.1)向けに古い書き方を洗い出す |
| 対象 | 個人スキル19本(うち自作で編集可能な14本を判定) | 自作スキル15本と、社内ルールのファイル群 |
| やり方 | ジャンル別に4つのサブエージェントで並列に精読 | 3つのサブエージェントで監査し、確信度が中以上の指摘だけ反映 |
| 結果 | 現状維持10、説明文の修正2、分割1、削除1、作り直し0 | 参照のずれの修正が中心。4本は問題なしで変更せず |
| 一番の発見 | 1,206行に膨らんだスキルと、他スキルとの書体の矛盾 | 名前の変わったツール、存在しないファイル、古くなった件数 |
1回目で一番の問題だったのは、外部で公開されていたデザインのスキルでした。日本語のトリガーを足しただけのコピーで、本文が1,206行あり、同じルールが最大3回繰り返されていました。存在しないフォルダを前提にした章もありました。2回目の棚卸しで、約87.6KBあった本文を約55KBまで削り、細かい語彙集などは別ファイル5本に分けています。
もう1つの発見は、他のスキル同士の矛盾です。あるスキルが推奨する書体を、別のスキルが「使うな」と書いていました。両方が同時に読み込まれる場面があるので、Claudeはどちらに従えばいいか分からなくなります。1本ずつ読んでいる限り見つからない種類の問題です。
2回目の棚卸しは、モデルの世代が変わったことがきっかけでした。公式のプロンプトのガイドには、Claude Opus 4.5や4.6といった新しいモデルはシステムプロンプトへの反応が強いので、旧モデル向けに「CRITICAL: You MUST」のような強い言葉で書いた指示は、ツールやスキルの呼びすぎ(overtrigger)につながると書かれています。普通の言い方に戻すよう勧めているので、社内の「必ず」「厳守」も全部見直しました。実際に見直すと、旧モデル向けの言い回しより、書いた後に実体が変わった参照の方がずっと多く見つかりました。
一方で、片付けきれていないものもあります。1回目で削除と判定したスキルと同じ名前のものが、2026年10月1日時点でもまだ入ったままです。棚卸しは結果を出すより、判定を実行するところで止まりやすいので、次からは判定と同時に実行日を決めるようにしています。
棚卸しを踏まえて、スキルを書くときの決まりを3つに絞りました。手順を逐一並べるのは、本番公開・認証・ブラウザ操作のような壊れやすい作業だけにしています。パスや件数を書くときは、書いた日付を添えるか、その場で数えさせる形にします。そして新しいスキルを足したら、似た役割のスキルと食い違っていないかをその日のうちに確かめます。AI導入でつまずいた例は、AI導入の失敗事例7つにもまとめています。
スキルは作るより、使われ続ける状態を保つ方が手間がかかります。社内のルールやスキルをどう育てていくかは、Claude Codeで会社を「第二の脳」にする経営者向けガイドで全体像を書きました。自社の業務に合わせたスキル作りから相談したい方は、ウラカタのサービス一覧もご覧ください。
まとめ
- Claude Skillsとは、手順や基準をフォルダにまとめ、必要な時だけClaudeに読ませる仕組み。2025年10月に発表され、同年12月にオープン標準になった
- Claude Codeでは「~/.claude/skills/」か「.claude/skills/」にSKILL.mdを置くだけで使える。自動で呼ばれるかどうかは説明文で決まる
- 作り方は、スキルなしで一度やって、言い直した内容だけを書き出すのが近道。Claudeに「今の作業をスキルにして」と頼めば形は整う
- 僕の会社では56本中、直近30日に呼ばれたのは14本。使われるスキルは、頼み方が説明文にあり、Claudeが知らないことだけが書かれている
- 2回の棚卸しで分かった最大の問題は、肥大化と現実とのずれ。定期的に別の目で全部読み直すのがいちばん効く
よくある質問
Claude SkillsとMCPは何が違いますか?
役割が違います。MCPは外部のサービスやデータにつなぐための接続口で、Skillsは「どういう手順と基準で仕事をするか」を教える手引きです。僕の会社でも、広告データの取得はMCP、レポートの型と検算の手順はスキル、と分けて組み合わせています。
スキルを作るのにプログラミングの知識は必要ですか?
必要ありません。最小構成は、フォルダの中にSKILL.mdというテキストファイルを1つ置くだけです。中身は日本語の手順書で構いません。スクリプトを同梱すると確実性は上がりますが、それもClaudeに書かせられます。僕の会社にはエンジニアがいませんが、50本以上を運用しています。
スキルを増やしすぎるとClaudeの動作は遅くなりますか?
本文は呼ばれた時しか読まれないので、数が増えても毎回の負担は小さく済みます。ただし名前と説明文は起動時に毎回読み込まれ、その枠は既定でコンテキストの1%です。枠を超えると使用頻度の低いスキルから説明文が省かれるので、使わないものは定期的に止める方が安全です。
claude.aiで作ったスキルはClaude Codeでも使えますか?
使えます。公式ドキュメントでは、claude.aiのアカウント設定にあるスキルは同期され、ログインしたClaude Codeでも読み込まれると説明されています。ただし優先順位は最も低く、同じ名前のスキルが手元にあれば手元が優先されます。2026年10月時点の仕様です。
社内でスキルを共有するにはどうすればいいですか?
リポジトリの「.claude/skills/」に置いてGitで共有するのが手軽です。そのリポジトリでClaude Codeを開いた全員に読み込まれます。複数のリポジトリにまたがるならプラグインにまとめる方法もあります。僕の会社では、デザインの規律のように全員に効かせたいものをこの形で置いています。