AI活用#Claude Code できること

Claude Codeでできること|非エンジニアの活用事例【2026年】

中央のロボットのアシスタントと、請求書・拡声器・筆・スマホ・握手・歯車のアイコンが点線でつながったイラスト
イラスト:AIで作成

この記事の結論

Claude Codeでできることを、エンジニアのいないマーケティング会社の実例で部門別に紹介。経理・広告・制作・SNS・営業・社内の仕組みまで、直近7日201セッション回している中身と、任せていない仕事の線引きをまとめました。

目次9項目
  1. Claude Codeでできることは?非エンジニアの会社で使う前提
  2. 経理ではClaude Codeに何を任せている?
  3. 広告運用ではどこまで任せられる?
  4. 制作・SNS・動画では何を任せている?
  5. 営業資料と調査はどう任せている?
  6. 社内の仕組みづくりにはどう使っている?
  7. Claude Codeにできないこと・任せていないことは?
  8. まとめ
  9. よくある質問

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Claude Codeでできることは、コードを書くことに限りません。僕の会社はエンジニアのいないマーケティング会社ですが、請求書の作成と照合、広告の入稿、LPの検品、SNS画像や動画の下書き、提案書、補助金の調査まで任せています。2026年10月時点の実例を部門別に、人が残している仕事と一緒に紹介します。

Claude Codeでできることは?非エンジニアの会社で使う前提

Claude Codeでできることは、ファイルを読む・書き換える・コマンドを実行する・外部サービスやブラウザを操作する、の4つに集約されます。チャットのように答えを返すだけでなく、作業そのものを実行して結果を残せます。コードを書けない人でも、日本語で手順と完了条件を伝えれば、事務や制作の実務をかなりの範囲まで任せられます。

Claude Codeとは、Anthropicが提供する、Claudeに作業そのものを任せるためのツールです。公式ドキュメントでは、コードベースを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと連携するエージェント型のツールと説明されています。使える場所はターミナル、VS CodeやJetBrainsの拡張機能、デスクトップアプリ、ブラウザです。

公式が挙げている機能のうち、非エンジニアの実務で効くのは次のあたりです。

  • MCP: 外部サービスとつなぐ仕組み。MCPとは、AIツールを外部のデータやサービスに接続するための共通規格です
  • CLAUDE.md: 毎回のセッション開始時に読み込まれる指示書。社内ルールや判断基準をここに書きます
  • スキル: 繰り返す作業の手順を1つにまとめたもの。スキルとは、決まった仕事の進め方を名前つきで保存し、呼び出せるようにした手順書です
  • サブエージェント: 作業を分割して別の担当に並行で処理させる仕組み
  • 定期実行: デスクトップアプリやクラウドで、決まった時刻に作業を走らせる機能
  • Chrome連携: ログイン済みのブラウザでフォーム入力やデータ抽出をさせる機能

僕の会社がどれくらい使っているかを数字で出しておきます。2026年9月16日に手元の会話ログを集計したところ、直近7日で201セッション、11,655回のやり取りがありました。プランは月200ドルのMax 20xで、それでも週の半ばに週次枠の6〜7割を使っていた時期があります。料金と上限の話はClaude Codeの料金とMax 20xの実測にまとめました。

社内ルールや過去の判断は、Claude Codeが毎回読むノート群に集めています。社内では「第二の脳」と呼んでいて、作り方はClaude Codeで会社を「第二の脳」にするガイドに書いています。インストールから最初の作業まではClaude Codeの使い方が入口です。

まず部門別の全体像を表にします。速さの欄は、計測した数字があるものだけ書きました。

部門Claude Codeに任せていること人が残している仕事計測できている変化
経理請求書の作成・元データとの照合、入金の照合、週1回の残高チェック、カード明細の仕分け送付の最終確認、振込の承認、銀行操作、税務判断取引先78社の登録をAPIで一括処理、8月稼働分20枚を送付まで完了
広告入稿作業、名義のチェック、リード数のリアルタイム集計、レポート3点の作成予算と配信方針の決定、公開ボタン、クライアントへの説明2026年8月21日に6本を入稿、ボードは60秒ごとに自動更新
制作LPの機械検品、HPの改修と公開、PDFの圧縮、NEWSの更新デザインの最終判断、公開の可否8サイズ監査で206件の被りを6ラウンドで0件に
SNS・動画記事の量産と下書き投入、カルーセル画像、動画の下書き、BGM作成公開、投稿、仕上げ編集note下書き100本を1日で生成して全数投入
営業・調査提案書の作成、検索需要の調査、補助金の調査提案内容の判断、価格決め、商談5案件の検索需要を同じ手法で実測
社内の仕組み自社用ツールの開発、ルールとスキルの棚卸し、使用量の監視何を作るかの決定、レビュー自作スキル15本と社内ルールを1日で棚卸し

経理ではClaude Codeに何を任せている?

経理で任せているのは、請求書の作成と照合、入金の照合、週1回の残高チェック、カード明細の仕分けです。どれも「元データと突き合わせて、合っているかを確かめる」作業で、Claude Codeが最も安定して働く領域でした。一方で、送付・振込・銀行サイトの操作は1つも任せていません。2026年8月末に外部の経理委託を解約し、この体制に切り替えています。

請求書の作成と1円単位の照合

請求書はマネーフォワード クラウド請求書で作っています。2026年8月に、それまで使っていた請求書ソフトから取引先78社をAPIで一括登録しました。APIとは、ソフト同士が画面を通さずにデータをやり取りするための窓口のことです。ブラウザでの手入力は不要でした。

毎月の流れはこうです。月末に僕が「今月はこの案件が増えた」と1行で伝えると、Claude Codeが全社分の請求書の下書きを先に出します。僕は差分だけを見て直します。ゼロから思い出すより、出てきた一覧を見て「これが足りない」と気づくほうがずっと軽いからです。8月稼働分の20枚は、この流れで送付まで終わりました。

照合は1円単位です。元になるPDFの合計と、作った請求書の合計・税率ごとの内訳が一致しているかを必ず確かめさせます。7月分の3枚は元データと1円まで一致しました。逆に、APIで明細を書き換えても成功を返しながら中身が変わらない、という仕様にも当たっています。「成功と返ってきたか」ではなく「中身が変わったか」を見る照合を入れているのはそのためです。

送付は一括メールで、2026年9月12日に12枚をまとめて送りました。ただし、送信ボタンの前で必ず止まり、宛先と本文を僕が確認してから押します。

入金の照合と、一度やった誤報

入金の照合は、会計ソフトの入出金データと請求書の支払状況を突き合わせる作業です。ここでは一度失敗しています。2026年9月10日、銀行データを再取得する前の古いデータで照合し、実際には当日入金済みだった1件を「未着」と報告しました。

それ以来、照合の前に会計ソフトの「一括再取得」を押し、全口座の最終取得時刻が今になったのを確かめてから読むようにしています。再取得の操作と待機もClaude Codeにやらせ、僕が呼ばれるのは追加認証の入力が必要なときだけです。

週次の残高チェックと支払期日の見張り

毎週月曜に、会計ソフトのAPIで残高と定例の引き落とし、大きな入出金を確認する定期タスクを動かしています。読み取り専用で、報告は異常があるときだけです。2026年9月15日には、月末以外が期日の支払いが2件、期日当日まで残っていたことが分かり、支払予定の期日チェックをこの週次タスクに足しました。

カード明細は、毎月CSVで落として勘定科目の候補に仕分けさせています。通販サイトの同じ表記に、通常の購入・出品手数料・外部サイトでの決済の3種類が混ざっていたのは、照合させて初めて分かったことです。

経理まわりで決めていることは1つです。数字を作るのも照合するのもClaude Codeに任せますが、お金が動く操作と、外に出る書類の最終確認は人がやります。

広告運用ではどこまで任せられる?

広告では、入稿作業、名義の確認、リード数の集計、成果レポートの作成までを任せています。配信方針と予算、公開ボタン、クライアントへの説明は人の仕事です。広告管理画面は重く、操作の自動化には何度もつまずきましたが、そのつまずきを手順書に書き足していくことで、入稿は安定して回るようになりました。

入稿はブラウザ操作で、名義は2点を必ず確認

Meta広告の入稿は、ログイン済みのChromeをClaude Codeから操作して行っています。2026年8月21日には、この方法で広告6本を入稿しました。画像はまとめてアップロードしてライブラリに置き、各広告で選ぶ形が一番速く、ミスも少ない方法でした。

失敗から入ったルールもあります。2026年7月25日、広告のInstagram名義が前回使った無関係のアカウントのまま公開されたことがありました。Facebookページを切り替えても、Instagram側の欄は前回の値が残る仕様だったためです。以来、公開前のチェック項目に「Facebookページと Instagram の名義2点」を入れています。複数の広告を1画面で切り替えて編集する機能も、前の広告の値が残るため使わないと決めました。

MetaはMCPサーバーも公式に提供していて、2026年8月20日に接続しました。実測で使えるツールは95本ありましたが、広告アカウントごとに順次開放される方式で、僕の会社のメインの広告アカウントは同年8月21日時点でまだ対象外でした。数値の取得をMCPに置き換えられれば、1回45〜90分かかっている取得作業が2〜5分になる見込みですが、これは開放待ちの試算です。MCPの仕組みはMCPとは何かの解説で詳しく書いています。

リード数のリアルタイムボード

2026年8月17日に、配信中の広告LPのリード数・表示数・入力の途中離脱を見られるボードを4案件分作りました。60秒ごとに自動で更新され、電話番号やメールアドレスは表示しない形で集計しています。問い合わせが先方に直接届くフォームでは、本番の送信テストをしない決まりも入れました。

レポートは3ファイル、ただし定期実行は一度止めた

広告レポートは、クライアント向けのHTMLとPDF、数値を細かく見るためのExcelの3ファイルで出す型にしています。Excelの広告別シートには実際の広告画像を埋め込みます。型番だけの表では、読み手が何の広告か分からないからです。

ここでも失敗があります。毎週日曜に全案件のレポートを自動で作る定期タスクを組みましたが、一度も最後まで完走しませんでした。原因の1つは、無人の実行中に権限の確認画面が出て、誰も答えないまま何時間も止まっていたことです。公式ドキュメントにも、手動承認モードの定期タスクは許可のないツールを使おうとすると承認まで止まる、と書かれています。今はこのタスクを停止し、「棚卸し」と「レポート作成」の2つに分けてから再開する予定です。

制作・SNS・動画では何を任せている?

制作では、LPの機械検品、HPの改修、PDFの検査と圧縮を任せています。SNSと動画では、記事の量産と下書き投入、カルーセル画像、動画編集ソフトの下書き、BGMづくりです。デザインの方向と、公開・投稿のボタンは人が持ちます。効果が大きかったのは、人の目では漏れる「検品」と、型が決まった「量産」の2つでした。

LPの検品は8サイズの機械監査

2026年7月22日、要素を絶対配置で並べるLPで「直しました」と報告した後に、スマホでもPCでも要素が重なっていると指摘を受けました。1〜2サイズのスクリーンショットを目で見ていただけだったからです。

そこから、納品前に8種類の画面サイズで全画面を自動で測り、要素の重なり・はみ出し・固定ボタンとの被りを判定する監査を回すようにしました。この時は206件の問題が見つかり、修正と再監査を6ラウンド繰り返して0件にしてから報告しています。

HPの改修は本番から取り直して差し替える

自社のHPは、改修案の提案から本番反映までClaude Codeで回しています。2026年8月22日には、既存の色や文章を変えずに演出のレイヤーを2本足す改修を提案し、同じ日の夜に本番へ反映しました。9月7日には本体10ページとコラム7ページに、構造化データやパンくずなどの内部SEO対策をまとめて入れています。

住所表記を変えたときは、サーバー上の1,180のHTMLとPHPを走査し、旧表記の置き換え漏れが0件になったことを確かめました。人が目で探していたら確実に漏れていた作業です。

失敗から決めたルールもあります。ビルド元が古いスナップショットのままだと、再ビルドで本番の新しい変更が巻き戻ります。今は「本番をダウンロードして差し替えてからアップロードする」方式に固定しています。

提案書PDFの検査と圧縮

提案書はHTMLで組み、ChromeでPDFにしています。グラデーションの色指定にCSS変数を使うと、画面では正常なのにPDFでは黒い帯になる不具合が2026年8月6日に見つかりました。それ以来、PDFは納品前にページ単位で画像化して目視しています。容量制限のある提出では、画質を測りながら圧縮させ、12.9MBのPDFを9.84MBまで落としました。

note記事100本を1日で下書き投入

2026年7月11日、僕の名前で出すnote記事の下書きを100本まとめて作り、noteの下書きに全数入れました。サブエージェントを10体並べて書かせ、投入はブラウザ操作です。サブエージェントとは、メインの会話から切り出した作業を別の文脈で並行して処理させる、Claude Code内の分担の仕組みです。

公開は、僕が読んでから手で押します。続く50本のときは、アイキャッチ画像が50本中24本で付いていなかったのに投入ログは成功になっていた、という失敗がありました。今は投入とアイキャッチの監査までを1セットにしています。経緯はnote記事100本をAIで下書きした記録にまとめています。

ブログ記事からInstagramのカルーセル画像

あるクライアントのブログ記事を渡すと、Canvaのテンプレートに文章と写真を流し込み、1080×1350のカルーセル画像を最大20枚で作る仕組みがあります。2026年7月17日の初回は14ページで仕上げました。文章の差し替え方によって手書き風のフォントがゴシックに戻る仕様があり、書き出した画像のフォントを目で確かめる工程を必ず入れています。組み方とつまずいた点はCanva AIとClaudeでカルーセルを自動生成した実録に書きました。

動画編集ソフトの下書きとBGM

縦型動画は、素材フォルダと台本を渡すと、動画編集ソフトCapCutの下書きを組んで一覧に出すところまで自動化しています。2026年9月5日に、生成した下書きが一覧の先頭に出ることを確認しました。全工程の自動テスト11本は約15秒で通ります。カットの最終調整と書き出しは人がやります。

BGMは、macOSに入っている音素材を組み合わせて自作させています。テンポとキーを合わせた構成を作り、音量をそろえて書き出すところまでです。ネットから音源を探さずに済むので、権利の確認で止まりません。

営業資料と調査はどう任せている?

営業では、提案書の作成と、検索需要・補助金の調査を任せています。何を提案するか、いくらにするかは人が決めます。調査は、複数のサブエージェントに分担させて一次情報まで確かめさせると、1人では時間が取れない量を回せました。資料づくりは、会社の決まった型を読ませてから作らせることが前提です。

提案書は会社の型を読ませてから作る

提案書には決まった型があります。1280×960の4:3、黄色の章扉、右上のロゴといった仕様です。2026年9月20日に、広告の配色を流用した16:9のスライドで提案書を作ってしまい、差し戻しになりました。今は着手前に過去の提案書のHTMLを読ませてから組ませています。型をスキルにして渡す方法はClaudeのスキルの作り方で紹介しています。

検索需要の調査

2026年9月15日に、5つの案件の検索需要を同じ手法で測りました。キーワード調査ツールのMCPに400〜500語をまとめて投げ、24か月分を集計する方法です。1案件あたりの消費は19.5クレジットでした。

案件が違うのに、同じ傾向が繰り返し出ました。たとえば、顧客の悩みをそのまま言葉にした語はほとんど検索されていません。また、需要の1位になる質問はたいてい「いくらか」でした。こうした結果は、広告のコピーとSEOのキーワードを別々に設計する根拠として使っています。AI検索向けの書き方はAIO・LLMO対策の記事で扱っています。

補助金の調査は一次情報まで

2026年8月10日には、自治体と県と国の補助金を12のサブエージェントで並行して調べさせました。公開ページの説明だけで判断せず、交付要綱まで確認させたところ、本店所在地の要件で市と県の補助金は対象外だと分かりました。調べた結果「取れない」と分かることにも価値があります。

社員の正社員化に伴う助成金の申請準備でも、賃金を3%上げる要件を基本給ベースで検算させています。固定残業代を含めるかどうかで判定が変わる要件なので、公式の手引きを読ませて、どの手当が算定に入らないかを先に確かめる使い方です。今募集中の制度はデジタル化・AI導入補助金2026の解説にまとめました。

社内の仕組みづくりにはどう使っている?

社内の仕組みでは、自社用ツールの開発、ルールとスキルの棚卸し、使用量の監視、社内データの取り込みを任せています。何を作るか、どこまで作るかは僕が決めます。エンジニアのいない会社でも、仕様を言葉で決めて検証の基準を持てば、社内で使うツールは自前で作れるようになりました。

自社用のLINE配信システムを開発中

いま一番大きいのは、LINE公式アカウントの顧客管理と配信を行う自社製品の開発です。2026年9月28日時点で、単体テスト808本、データベースのテスト1,431本、画面を通したテスト24本が通っています。既存の市販ツールの機能をどれだけ再現できたかは67.7%ですが、画面まで付いている機能はまだ一部です。

ここで何度も踏んだのは「テストは通るのに製品は動かない」という状態でした。検証は、テストが通るか、実際の利用経路で動くか、APIの返す数字と実際が一致するか、の3段で見るようにしています。

ルール・スキルの棚卸しと使用量の監視

2026年9月3日には、社内ルールと自作スキル15本を、新しいモデル向けに古くなった書き方がないか棚卸しさせました。サブエージェント3本で監査し、指摘を採用するかは人が判定しています。第三者製のデザイン用スキルは、87.6KBから約55KBに整理されました。

使用量も監視させています。会話ログを集計したら、消費の大半は新しい指示ではなく会話の読み直しでした。経緯と対策は料金の記事に書いています。

定期タスクは5本中2本しか完走しなかった

定期タスクは便利ですが、最初はうまく動きませんでした。2026年9月7日に振り返ると、登録していた5本のうち定刻に最後まで完走したのは8月24日の2本だけで、その後2週間は1本も完走していませんでした。

原因は3つありました。権限の確認画面で止まる、実行記録だけ更新されて中身が動いていない、登録そのものが消えている、の3つです。公式ドキュメントでも、デスクトップの定期タスクはアプリが起動していてパソコンが起きているときだけ動くとされています。今は4本に絞り、異常がなくても「異常なし」と記録を残す、最後に必ず通知する、といった共通ルールを全タスクに入れています。

コマンド1行で無人実行させる方法はclaude -p(ヘッドレス実行)の使い方で解説しています。

Claude Codeにできないこと・任せていないことは?

任せていないのは、お金が動く操作、外に出る送信と公開、パスワードの入力、価格や採用のような会社の価値観に関わる判断です。技術的にはできてしまうものも含みます。理由は、間違えたときに取り消せないか、責任を人が持つべき行為だからです。ツール側にも、操作ごとに承認を求める権限の仕組みがあり、僕の会社はそれに社内ルールを重ねています。

権限モードとは、Claude Codeがファイル編集やコマンド実行の前に人の承認を求めるかどうかを切り替える設定です。公式ドキュメントでは、許可・確認・拒否のルールを書いておけ、拒否・確認・許可の順に判定されると説明されています。Chrome連携でも、ログイン画面やCAPTCHAに当たると止まって人に操作を任せる、と書かれています。

僕の会社の線引きを表にします。

区分具体例扱い
お金が動く操作振込、銀行サイトのログイン、振込データの承認、カード決済人だけが行う。振込の依頼と承認は別の人に分ける
外に出る送信・公開請求書の送付、メール送信、記事やSNSの公開、広告の公開下書きまで任せ、送信と公開のボタンは人が押す
認証情報パスワード、2段階認証、CAPTCHA人が直接入力する。Claude Codeに値を渡さない
税務・法務の判断経費にできるか、源泉徴収の区分、契約の解釈判断材料の整理まで。最終判断は顧問の専門家
会社の価値観に関わる判断価格、採用、方針、謝罪の対応選択肢の整理まで。決めるのは人

経費の判定も、迷うものは自分で決めずに必ず僕に質問させています。もっともらしく推測して埋めるのが、AIにとって一番やりやすく、一番危ない動きだからです。

できないことも挙げておきます。ログインし直しが必要なサービスは、そのたびに人の操作が要ります。僕の環境では、新しく接続したMCPは追加した時点のセッションには現れず、セッションを開き直してから使えるようになります。導入でつまずきやすい点はAI導入の失敗事例に、手作業からの変化はAI業務自動化のBefore/Afterにまとめています。導入や社内研修の相談はウラカタのサービスからどうぞ。

まとめ

  • Claude Codeでできることは、ファイルの読み書き・コマンド実行・外部サービスとブラウザの操作で、コードを書けない会社でも事務と制作の実務に使えます
  • 僕の会社では経理・広告・制作・SNS・営業・社内の仕組みの6部門で使い、直近7日で201セッションを回しています
  • 効果が大きいのは、元データとの照合、機械的な検品、型が決まった量産の3種類でした
  • 送信・公開・振込・パスワード入力・価値観に関わる判断は任せず、人が最後のボタンを押します
  • 失敗は手順書とルールに書き足し、次から同じ事故が起きない形にしてから任せる範囲を広げています

よくある質問

プログラミングができなくてもClaude Codeは使えますか?

使えます。僕の会社にはエンジニアがいませんが、経理・広告・制作の実務に毎日使っています。指示は日本語の文章で出し、コードはClaude Codeが書きます。最初に覚えるのは、作業フォルダの開き方と、承認を求められたときに内容を読んで判断することの2つです。

Claude CodeとチャットのClaudeは何が違いますか?

違いは、作業そのものを実行できるかどうかです。チャットは答えや文章を返しますが、Claude Codeは手元のファイルを読み書きし、コマンドを実行し、ブラウザや外部サービスも操作します。「手順を教えて」ではなく「やっておいて」と頼める点が一番の差です。

Claude Codeに経理や請求書を任せても大丈夫ですか?

下書きと照合までなら任せられます。僕の会社では請求書の作成、元データとの1円単位の照合、入金の照合を任せていますが、送付・振込・銀行操作は人が行います。数字を扱う作業ほど、最後に人が確認する工程を残しておくことが前提です。

定期タスクを設定すれば毎週自動で動きますか?

条件つきで動きます。デスクトップアプリの定期タスクは、アプリが起動していてパソコンが起きているときだけ動きます。権限の承認が必要な操作で止まることもあるので、初回は手動で実行して、必要なツールを許可しておくと止まりにくくなります。

Claude Codeはどの料金プランから使えますか?

2026年10月時点では、月20ドルのPro以上で使えます。無料プランでは使えません。毎日業務で使うと上限に当たりやすく、僕の会社は月200ドルのMax 20xで運用しています。プランの選び方は料金の記事で詳しく比較しています。

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