この記事の結論
CLAUDE.mdは、Claude Codeが毎回の会話の最初に読む指示書です。僕の会社は全体用181行とフォルダ用75行の二層にし、詳しい規則はrules/の13ファイルへ分けています。置き場所と読み込み順、書き方の手順まで。
目次9項目
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CLAUDE.mdとは何かを一言でいうと、Claude Codeが会話を始めるたびに読む「会社の前提を書いた紙」です。僕の会社では、どの作業にも効かせたいことは全体用の1枚に、社内フォルダだけの決まりはフォルダ用の1枚に分け、細かい規則は別ファイルへ逃がす二層で回しています。
この形になるまでの記録が、社内のGitに残っています。2026年7月19日に62行で始めたフォルダ用のCLAUDE.mdは、11月6日の時点で75行です。その間に規則のファイルは9本から13本に増えましたが、入口は13行しか伸びていません。
この記事では、置き場所と読み込み順、二層の書き分け、ゼロから作る手順を、僕の会社の実物と一緒に見せます。「CLAUDE.mdって、結局どこに何を書けばいいの?」という方は、手順の節から読んでも作れます。
CLAUDE.mdとは:僕の会社では全体用181行とフォルダ用75行を毎回読ませている
CLAUDE.mdとは、Claude Codeが毎回の会話の最初に読み込む、Markdown形式の指示書ファイルです。書くのは人間で、中身はルールや作業の前提です。僕の会社では、置き場所の違う2枚を同時に読ませています。
2026年11月6日に wc コマンドで数えた行数を表にします。全体用は全プロジェクトで読まれる1枚、フォルダ用は社内の知識をためているフォルダの直下にある1枚です。
| 層 | 置き場所 | 主な中身 | 行数(2026年11月6日) |
|---|---|---|---|
| 全体用 | ~/.claude/CLAUDE.md | 応答の言語、モデルの使い分け、ブラウザの使い方、報告のしかた | 181行 |
| フォルダ用 | 社内フォルダ直下の CLAUDE.md | 必ず参照する13ファイルの一覧、基本姿勢、最重要ルール6つ | 75行 |
| 規則の本体 | 社内フォルダの rules/ | 判断基準、文体、作業の流れ、権限、費用の管理など | 13ファイル・計1,378行 |
2枚とも、公式が勧める200行未満に収まっています。ただし全体用は10月1日に数えたときの126行から、5週間で55行増えました。1週間あたり10行あまりのペースです。
フォルダ用の中身の中心は、13ファイルの一覧、「抽象論で止めず、実行単位まで落とす」などの基本姿勢、最重要ルール6つの3つです。
最重要ルールの1つ目は「迷ったら、売上・ブランド・継続性・工数削減の順で判断する」です。毎回の判断の土台になる行なので、入口に直接書いています。
AIに毎回同じ前提を説明し直す手間をなくすこと。これがCLAUDE.mdを書く一番の理由です。前提を毎回の指示に書く方式と比べた話は、プロンプトを毎回書くのをやめてルール化した実録に書きました。
CLAUDE.mdの置き場所は4つ:読み込む順番と、上書きされない仕組み
公式ドキュメントでは、CLAUDE.mdを置ける場所は4種類です。範囲の広い順に読まれ、あとから読まれたものが文脈の後ろに並びます。
| 種類 | 置き場所 | 誰に効くか | 向いている中身 |
|---|---|---|---|
| 組織の管理用 | macOSは /Library/Application Support/ClaudeCode/CLAUDE.md など | その端末の全ユーザー | 会社のセキュリティ方針、コンプライアンスの注意 |
| ユーザー用 | ~/.claude/CLAUDE.md | 自分の全プロジェクト | 自分の好みや、どこでも守らせたいこと |
| プロジェクト用 | ./CLAUDE.md か ./.claude/CLAUDE.md | Gitで共有するチーム全員 | そのフォルダの構成、作業の決まり |
| ローカル用 | ./CLAUDE.local.md | 自分だけ(そのプロジェクト) | 個人のテスト用の値など。.gitignoreに入れる |
表の上から順に範囲が狭くなります。僕の会社の「全体用」はユーザー用、「フォルダ用」はプロジェクト用にあたります。組織の管理用は、IT部門が全員に配るためのもので、1人で使う分には要りません。
起動したフォルダから上へさかのぼって読む
起動時には、作業フォルダとその上の階層にあるCLAUDE.mdとCLAUDE.local.mdが読まれます。foo/bar/ で起動すれば、foo/CLAUDE.md と foo/bar/CLAUDE.md の両方が対象です。
並ぶ順は、上の階層が先で、起動したフォルダに近いものほど後ろです。同じフォルダの中では、CLAUDE.local.mdがCLAUDE.mdの後に足されます。自分のメモが、その階層で最後に読まれる形です。
下の階層のサブフォルダにあるCLAUDE.mdは、起動時には読まれません。Claudeがそのサブフォルダのファイルを読んだり書いたりした時点で、初めて読み込まれます。
上書きではなく「全部つなげて」渡される
ここが一番の誤解ポイントです。公式ドキュメントは、見つかったファイルは互いに上書きせず、つなげて文脈に入れると説明しています。フォルダ用が全体用を打ち消すわけではありません。
矛盾する2行があると、Claudeはどちらか一方を任意に選ぶことがある、とも書かれています。どちらが勝つかを仕組みが決めてくれないので、書く側が矛盾を作らないしかありません。僕の会社での対処は、後の節で書きます。
長い会話を圧縮しても、プロジェクト直下のものは残る
/compact で会話を圧縮したあとも、プロジェクト直下のCLAUDE.mdはディスクから読み直されます。会話の中で口頭で伝えただけの指示は、圧縮で消えることがあります。
ずっと効かせたい指示を会話でなくCLAUDE.mdに書く理由の1つが、ここにあります。なお、ブロック単位のHTMLコメントは読み込み前に取り除かれるので、人間向けのメモを残しても文脈の量は増えません。
全体用とフォルダ用の書き分け:迷ったら「そのフォルダの外でも要るか」で決める
僕の会社の基準は1つだけです。社内フォルダの外で作業するときにも守らせたいなら全体用、そのフォルダの中だけで要るならフォルダ用に書きます。
全体用には、応答を日本語にすること、品質・時間・費用に関わることは聞かれなくても報告すること、モデルの使い分けなどが入っています。どれも、社内フォルダの外で作業するときにも効いてほしい決まりです。
フォルダ用には、社内フォルダの使い方に関わることだけを置いています。どのルールのファイルを読むか、何をどのフォルダに保存するか、判断に迷ったときの優先順位などです。
10月4日、足した8行を同じ日に全体用へ移した
この基準ができたのは、2026年10月4日です。社内の自動同期の記録では、22時17分にフォルダ用のCLAUDE.mdへ、進捗を社内の一覧画面に報告するルールを8行足しています。
ところが22時55分の記録では、その8行のうち本文の5行が消え、1行に置き換わっています。残した1行は「報告ルールは全体用のCLAUDE.mdに置いた(社内フォルダの外のセッションも対象にするため)」という趣旨の案内です。
記録に残した理由は、社内フォルダの外で起動したセッションも報告の対象にするためです。フォルダ用に書いたままだと、別のフォルダで起動した会話には、そのルールが読まれません。
書き分けの早見表
僕の会社で実際にどちらへ置いているかで分けると、次のようになります。
| 書く内容 | 全体用 | フォルダ用 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 応答の言語・口調 | ○ | どのフォルダで話しても同じであってほしい | |
| 報告のしかた(品質・時間・費用) | ○ | 社内フォルダの外の作業も対象にしたい | |
| モデルの使い分け | ○ | 費用はフォルダを問わずかかる | |
| 必ず読むルールの一覧 | ○ | rules/ はこのフォルダにしかない | |
| 保存先のフォルダの決まり | ○ | このフォルダの構成の話 | |
| 判断の優先順位 | ○ | 社内の仕事の進め方に強く結びつく |
迷う項目は、とりあえずフォルダ用に書いておけば十分です。別のフォルダで同じ指摘を2回したら、そのとき全体用へ移せば間に合います。
7月の62行から11月の75行へ:規則が増えても入口は1行ずつしか伸びていない
フォルダ用のCLAUDE.mdがどう育ったかは、Gitの変更履歴から追えます。2026年7月19日の初版は62行で、必ず参照するファイルは rules/00 から rules/08 の9本でした。
| 日付 | 入口のCLAUDE.mdで増えた行 | 中身 |
|---|---|---|
| 2026年7月19日 | 62行(初版) | 9本の一覧、基本姿勢、最重要ルール6つ |
| 2026年7月28日 | 1行 | 09番(社内ページを検索に載せない方針)を一覧に追加 |
| 2026年8月21日 | 1行 | 10番(権限の方針)を一覧に追加 |
| 2026年9月3日 | 1行 | 11番(モデルの考える深さの方針)を一覧に追加 |
| 2026年9月16日 | 1行 | 12番(利用枠の使いすぎを防ぐ方針)を一覧に追加 |
| 2026年10月3日 | 1行 | 応答はすべて日本語、という基本姿勢を追加 |
| 2026年10月26日 | 4行 | どのファイルより上位の決まりを冒頭に追加 |
規則のファイルが1本増えても、入口に足すのはファイル名の1行だけです。中身はすべて rules/ の側に書きます。13本の規則は11月6日時点で計1,378行あり、入口に直接書いていたら200行の目安を大きく超えていました。
「やると言ったら同じ返答の中で動く」は7番に置いている
具体例を1つ挙げます。rules/07 は、AIが「これから確認します」と書いたまま止まる問題への規則で、中身は5行の原則です。入口の最重要ルールには、その要約が1行だけ入っています。
この規則ができた経緯と、強い言葉を平常の語調に戻した棚卸しの話は、プロンプトの書き方と社内ルールのファイル化の実録に詳しく書きました。ここで押さえたいのは、要約は入口に1行、本体は番号つきの別ファイル、という置き方です。
全体用のほうは5週間で55行増えた
一方、全体用のCLAUDE.mdには、この仕組みがまだありません。11月6日時点の大見出しは14個あり、そのうち4個の見出しに10月以降の日付が入っています。10月以降に足したルールが、そのまま本文として積み上がった形です。
181行はまだ200行未満ですが、同じペースで増えれば2週間ほどで届く計算です。届く前に、全体用も要約だけを残して本体を別ファイルに移す、という手があります。具体的なやり方は、次の手順の節の4番目に書きました。
矛盾したときにどちらが勝つかは、CLAUDE.mdの中で自分で決めておく
公式の仕組みは、全体用とフォルダ用のどちらかを優先してはくれません。だから僕の会社では、優先順位そのものを文章で書いています。
2026年10月26日に、全体用のCLAUDE.mdの一番上へ、ある決まりを足しました。その節には、優先順位を1行で書いています。
このファイル・各プロジェクトの CLAUDE.md / rules / スキル / メモリより上位。矛盾したらこちらが勝つ
僕の会社の全体用CLAUDE.mdから、原文のまま抜き出しました。
同じ日に、フォルダ用のCLAUDE.mdにも同じ決まりの要約を4行足しました。要約の最後には、本体がある場所として rules/10 の番号を書いています。
要約は2枚の入口に、本体は1か所に
この「要約は入口、本体は1か所」の書き方は、ほかのルールでも同じです。たとえば全体用の応答言語のルールには、正本が rules/02 の冒頭にあると明記しています。
本体を1か所に決めておくと、直すときにその1か所だけを直せば済みます。2枚の入口に同じ長文を書くと、片方だけ直して食い違いが生まれ、まさにClaudeが任意に片方を選ぶ状態になります。
日本語のルールが入口に書いてあっても英語に戻ってしまった件は、CLAUDE.mdだけでは防ぎきれなかった例です。設定とフックを重ねて止めた経緯は、Claude Codeが英語で返してくる時の直し方にまとめています。
CLAUDE.mdの書き方:ゼロから二層を作る6つの手順
ここからは、これから作る方向けの手順です。いきなり二層にせず、フォルダ用の1枚から始めて、必要になったら全体用を足す順がおすすめです。
手順1:作業フォルダで /init を打ち、たたき台を作る
まず、AIに仕事をさせたいフォルダでClaude Codeを起動し、/init と打ちます。Claudeがフォルダの中身を読み、たたき台のCLAUDE.mdを作ります。すでにファイルがあるときは、上書きせずに改善案を出す仕様です。
たたき台は、フォルダから読み取れることしか書けません。会社の判断の優先順位や、取引先に出してはいけない情報など、フォルダを見ても分からないことを自分で足します。
手順2:検証できる言葉で、1行ずつ書く
書くときのコツは、守れたかどうかを後で確かめられる言葉にすることです。公式ドキュメントも「きちんと整形して」ではなく「2スペースで字下げ」のような書き方を勧めています。
| ぼんやりした書き方 | 確かめられる書き方 |
|---|---|
| 丁寧に答えて | 一人称は僕、です・ます調で書く |
| 大事なことは報告して | 費用が発生する作業は、始める前に金額を1行で伝える |
| ファイルを整理して | 下書きは drafts/、完成品は deliver/ に保存する |
関連する行は見出しと箇条書きでまとめます。長い段落で書くより、見出しで区切ったほうがClaudeが追いやすい、と公式も書いています。
手順3:全体用に移すものを決める
フォルダ用が育ってきたら、手順の前の節の基準で全体用へ移す行を選びます。「別のフォルダでも同じことを言った」行が、移す候補です。
全体用はホームフォルダの .claude の中にあります。/memory を打つと、まだ存在しない全体用のファイルも一覧に出て、選ぶとその場で作成して開けます。
手順4:長くなったら、本体を別ファイルに逃がす
1枚が200行に近づいてきたら、本体を別ファイルに分けます。分け方は3通りあり、毎回読まれる量が違います。
| 分け方 | 書き方 | 毎回読まれる量 |
|---|---|---|
| @での取り込み | CLAUDE.mdに @docs/rules.md と書く | 減らない(取り込んだ先も毎回読まれる) |
| パス指定のルール | .claude/rules/ に置き、先頭に paths: を書く | 該当するファイルを触るときだけ |
| スキル | 手順を SKILL.md にまとめる | 呼ばれたときだけ本文を読む |
@の取り込みは、整理には役立ちますが軽くはなりません。公式ドキュメントにも、取り込んだファイルは元のCLAUDE.mdと一緒に読み込まれると書かれています。取り込みは4段階まで入れ子にできます。
量を減らしたいなら、パス指定のルールかスキルです。毎回の会話では要らない手順を、必要なときだけ読ませる形にできます。スキルの作り方と社内での使われ方は、Claude Skillsとは?作り方と社内の実例にあります。
僕の会社のフォルダ用は、この表のどれでもなく、13本のファイル名を文章で並べる形です。@で取り込むと1,378行が毎回読まれるので、あえて文章の一覧にしています。
ただし公式ドキュメントは、AGENTS.mdを例に、言葉で「読んで」と書くだけでは、Claudeが自分で開くと決めたときしか中身が見えないと説明しています。
13本が毎回すべて開かれているかは、僕の会社では計測していません。だから確実に効かせたい規則は、要約を入口に1行置くようにしています。
手順5:/context all で、読まれているかを確かめる
書いたら、会話の中で /context all を実行します。Memory files の一覧に、書いたCLAUDE.mdが出ていれば読み込まれています。出ていなければ、Claudeからは見えていません。
置き場所を間違えやすいのは、起動したフォルダの外に置いたときです。上の階層は読まれますが、横の別フォルダは読まれません。公式は、どのファイルがいつ読まれたかを記録する InstructionsLoaded というフックも用意しています。
手順6:同じ指摘を2度したら1行足し、ときどき棚卸しする
書き足すタイミングは、同じ説明をもう一度しそうになったときです。公式は、前の会話でした訂正を今日もしているときや、新しい人にも同じ説明が要るときを挙げています。
足すだけだと、古い行や矛盾が残ります。/doctor prompt-audit を打つと、古い指示、存在しないファイルへの参照、ファイル同士の矛盾をClaudeが洗い出し、直し方の案を出します。頼むまでファイルは変わりません。
コピーして使える二層のひな形
最後に、僕の会社の二層を一般の会社向けに縮めたひな形を置きます。社名やフォルダ名は置き換えてください。
全体用(~/.claude/CLAUDE.md)の例です。
# 応答のしかた(全プロジェクト共通)
- 返答は日本語で書く。コード・コマンド・ファイル名は原文のまま
- 費用がかかる操作は、実行の前に金額を1行で伝える
# 優先順位
- このファイルと各フォルダの CLAUDE.md が食い違ったら、このファイルに従う
- 詳しい決まりの正本は 〇〇フォルダの rules/ にある
フォルダ用(社内フォルダ直下の CLAUDE.md)の例です。
# このフォルダの役割
- 〇〇株式会社の社内の記録をためる場所
# 必ず読むファイル
- rules/01-判断の基準.md
- rules/02-書き方.md
# 最重要ルール
1. 迷ったら、売上に近いか・手間が減るかの順で判断する
2. 「やる」と書いたら、同じ返答の中で実行する(本体は rules/03)
全体用には「どちらが勝つか」の1行を必ず入れておくと、後で行が増えても迷いません。
CLAUDE.mdに書いても止められないこと:強制したいなら設定で
CLAUDE.mdは、どれだけ強く書いても「お願い」です。公式ドキュメントは、Claudeが判断に関係なく止めたい操作には、PreToolUseフックを使うよう案内しています。
組織向けの説明でも、特定のツールやコマンドを止めるのは管理用の設定 permissions.deny の役目です。管理用のCLAUDE.mdは、行動の指針を書く場所として分けられています。
僕の会社でも、メールの送信は「下書きまではOK。送信だけ承認制」と権限の規則のファイルに書いています。ただ、これも文脈のひとつで、確実に止めるなら設定かフックの側です。
フックの書き方と実例は、Claude Codeのフックの設定と実例にまとめています。
日付や毎回変わる値は入口に書かない
もう1つ、全体用に書いてある社内ルールに「CLAUDE.md・rules・skills には日時など毎回変わる値を書かない」があります。中身が変わると、毎回の読み込みを安く済ませる仕組みが効きにくくなる、という理由で決めたものです。
決まりを足した日付のように一度書いたら変わらない値は、書いても問題ありません。今日の日付や残りの利用枠のように会話ごとに変わる値は、CLAUDE.mdではなく、その場の指示かフックで渡します。
パスワードや鍵は書かない
CLAUDE.mdは、プロジェクト用ならGitでチームに共有される前提のファイルです。パスワード、APIキー、ログイン用のURLのような値は書かず、キーチェーンや環境変数など、フォルダの外に置きます。
個人用の値でもCLAUDE.local.mdに書けば安全、とは限りません。そのファイルも毎回AIに読まれます。秘密の値は、そもそも読ませない場所に置くのが基本です。
まとめ
- CLAUDE.mdは、Claude Codeが毎回の会話の最初に読む指示書で、置き場所は管理用・ユーザー用・プロジェクト用・ローカル用の4つ
- 見つかったファイルは上書きされずにつながって読まれ、矛盾するとClaudeがどちらかを任意に選ぶことがある。優先順位は自分で書いておく
- 「そのフォルダの外でも要るか」で、全体用とフォルダ用に書き分ける
- 1ファイル200行未満を目安に、本体はrules/のファイル・パス指定のルール・スキルへ逃がし、入口には要約を1行だけ置く
- 僕なら最初に、作業フォルダで
/initを打ち、判断の優先順位を3行足すところから始めます
よくある質問
CLAUDE.mdとCLAUDE.local.mdは何が違いますか?
共有するかどうかが違います。CLAUDE.mdはチームでGitに入れて共有する前提の指示書で、CLAUDE.local.mdは自分だけの好みを書く場所です。公式ドキュメントはCLAUDE.local.mdを.gitignoreに入れるよう案内しています。同じフォルダでは、CLAUDE.local.mdがCLAUDE.mdの後に読まれます。
CLAUDE.mdは何行くらいまでに収めればいいですか?
公式ドキュメントの目安は1ファイル200行未満です。長いほど文脈を食い、守られにくくなるためです。僕の会社では全体用が181行、フォルダ用が75行で、手順や細かい判断基準はrules/のファイルやスキルへ逃がしています。
@でファイルを読み込ませれば、CLAUDE.mdを短くできますか?
見た目は短くなりますが、読み込む量は減りません。公式ドキュメントによると、@で取り込んだファイルは元のCLAUDE.mdと一緒に毎回読み込まれます。量を減らしたいなら、特定のファイルを触るときだけ読まれるパス指定のルールか、呼ばれたときだけ読まれるスキルに分けます。
CLAUDE.mdが読み込まれているか確かめる方法はありますか?
あります。会話の中で /context all を実行し、Memory files の一覧に目的のファイルが出ているかを見ます。/memory でも、読み込まれるCLAUDE.mdの場所を一覧して、その場で開いて直せます。一覧に出ないファイルは、Claudeからは見えていません。
CLAUDE.mdに「絶対にやらないで」と書けば止められますか?
確実には止められません。公式ドキュメントは、CLAUDE.mdを強制の設定ではなく文脈として扱うと明記しています。必ず止めたい操作は、PreToolUseフックや権限の設定(permissions.deny など)で止めます。
