この記事の結論
Claude Codeのセッションは claude --continue か --resume で再開できます。会話の記録は既定30日で消えるため、僕の会社では32の案件フォルダに引き継ぎメモを置き、メモだけで再開できるようにしています。
目次9項目
【無料・メールだけ】Claude Code 2daysセミナー(第二の脳構築講座)の次回開催の案内を受け取る →
Claude Codeのセッション再開は、claude --continue で直前の会話に、claude --resume で一覧から選んだ会話に戻れます。それでも僕の会社では resume に頼り切らず、案件ごとに「このメモだけで再開できる」引き継ぎメモを残しています。会話の記録は既定で30日で消えるからです。
2026年10月30日に数えると、案件フォルダの直下にある引き継ぎメモは32本でした。そのうち動画編集の社内ツールのメモは、2026年9月5日に書いたあと、9月7日と9月12日の作業が日付つきの節で書き足されています。
この記事では、公式の再開コマンドの使い分け、再開で戻るものと戻らないもの、実際のメモの項目を順に書きます。「閉じてしまった会話、どうやって続きからやればいいの?」と思っている方は、最初の章だけで戻り方が分かります。
Claude Codeのセッション再開は --continue と --resume の2つで足りる
直前の会話に戻るなら claude --continue、それ以外は claude --resume で一覧を開くのが基本です。どちらも、会話を始めたのと同じフォルダで打ちます。
ここでいうセッションとは、作業フォルダにひも付いて保存される1つの会話です。公式ドキュメントによると、記録は作業中も書き続けられるので、閉じた後や /clear の後でも戻れます。
2026年10月時点の公式ドキュメントにある入口を、使う場面と一緒に並べます。
| 打つもの | 何が起きるか | 使う場面 |
|---|---|---|
claude --continue(-c) | 今のフォルダで直前の会話を開き直す | 閉じた直後に続きをやる |
claude --resume(-r) | セッションの一覧を開く | どの会話か選びたい |
claude --resume <名前> | 名前の付いた会話を直接開く | 名前を付けてある |
claude --resume <セッションID> | IDの会話を開く。別のフォルダからでも探す | 別の場所で始めた会話 |
/resume | 会話の中から別のセッションへ切り替える | 作業中に前の会話へ戻る |
僕なら、閉じた直後は --continue、日をまたいだら --resume の一覧から選びます。一覧には最後に動かしてからの時間も出るので、どれが昨日の会話かを見分けやすいからです。
一覧(セッションピッカー)で迷わないためのキー操作
claude --resume を引数なしで打つか、会話の中で /resume を打つと一覧が開きます。矢印キーで選んで Enter で開き、Space で中身を下見できます。
文字を打つと絞り込みになり、Ctrl+R で選んだ会話の名前を変えられます。Ctrl+B は今の git のブランチの会話だけに絞り、Esc で一覧を閉じます。
一覧の各行には、付けた名前か、AIが作った題名・要約・最初の指示が出ます。名前の付け方はClaude Codeのセッション名を変更・日本語にする方法に分けて書きました。
別のフォルダで始めた会話に戻るとき
会話はフォルダごとに保存されるので、違うフォルダで --continue を打っても目当ての会話は出ません。一覧で Ctrl+A を押すと、このパソコンのすべてのフォルダの会話まで広がります。
claude --resume <セッションID> は、どのフォルダから打っても使えます。公式によると、今のフォルダとその git worktree を探し、無ければほかのフォルダを探す順番です。
一覧で関係のない別の案件の会話を選ぶと、その場では開かず、cd と再開のコマンドがクリップボードに写されます。貼り付けて実行すれば、そのフォルダで続きを始められます。
claude code resume で戻るもの・戻らないもの
resume で戻るのは、会話の履歴と、その会話に保存された状態です。起動したときに付けたフラグの一部は戻らないので、付け直しが要ります。
公式ドキュメントの説明を、戻るものと戻らないものに分けて並べます。
| 区分 | 中身 |
|---|---|
| 戻る | 会話の履歴(メッセージ、ツールの呼び出しと結果)。要約済みの会話は、最後の要約とその後のやり取りから続く |
| 戻る | 使っていたモデル、--agent で始めた担当、期限の切れていないセッション内の定期タスク |
| 条件つきで戻る | 許可のモード(ターミナルで開いたときなど。下の節) |
| 戻らない | 前のプロセスが終わったときに動いていたツール。再実行されない |
| 戻らない | 裏で動いていたサブエージェントやコマンド。「終わらなかった」という注記になる |
| 付け直しが要る | --mcp-config・--settings・--plugin-dir・--add-dir などの起動時のフラグ |
settings.json に書いた設定は起動のたびに読み直されるので、付け直しは要りません。普段使う設定はフラグではなく設定ファイルに置いておくと、再開で困りにくくなります。
許可のモードは、戻り方で扱いが変わる
ターミナルで claude --continue か、名前やIDを付けた --resume で開くと、前の許可のモードに戻ります。ただし確認をすべて飛ばすモードで終わった会話は、新しく始めたときの既定のモードで開きます。
一覧から選んだときや、会話の中の /resume では、今の許可のモードのまま続きます。計画モードで終わった会話だけは、計画モードで開き直されます。
長い会話を開き直すと「Resume this conversation?」が出る
ProとMaxのプランでは、長い会話を間を空けて開き直したときなどに Resume this conversation? という確認が出ます。表示される割合は、その会話だけで5時間枠をどれくらい使うかの見積もりです。
選べるのは、そのまま続ける「Resume」と、新しく始める「Start a new conversation」です。次の作業に前の会話が要らないなら、新しく始めれば見積もりの分を使いません。
重くなるのは、休憩の間に会話の一時保存(キャッシュ)が切れ、全文を読み直すためです。公式によると、サブスクの使用量の範囲内なら、会話のキャッシュは1時間もちます。
会話の記録は既定で30日で消える
会話の記録は、手元のパソコンに .jsonl のファイルで保存されています。公式によると保存期間は既定で30日で、settings.json の cleanupPeriodDays で変えられます。
1か月以上前の会話は、resume で戻れる前提にできません。貼り付けた画像をこの記録から取り出す方法はClaude Codeに貼り付けた画像の取り出し方に書いています。
デスクトップアプリとは一覧が別:CLIの会話を引き継ぐ3つの方法
デスクトップアプリ、VS Code拡張、claude.ai/code は、それぞれ別のセッション一覧を持っています。CLIで始めた会話は、次の3つの方法でデスクトップアプリへ引き継げます。
- 会話の中で
/desktopを打つ:会話を保存してデスクトップアプリで開き、CLIは終わります。 - シェルから
claude --desktopを打つ:--continueで直前の会話、--resume <セッションID>で指定の会話を開きます。v2.1.285以降で、名前は使えずIDを渡します。 - デスクトップアプリで
/resumeを打つ:先にターミナルの会話を閉じ、入力欄の/resumeで、CLIで始めた会話を選びます。
1と2は、macOSとx64のWindowsで、Claudeのサブスクでログインしているときに使えます。APIキーでの認証では使えません。
デスクトップアプリ側は複製ではなく同じ会話を続けるので、後でターミナルの claude --resume からも見つかります。設定ファイル・フック・スキルも、CLIとデスクトップアプリで同じものが読まれます。
逆に、デスクトップアプリで始めた会話は、デスクトップアプリから開くよう公式に案内されています。僕の会社でもデスクトップアプリでセッションを動かしていて、引き継ぎメモを書かせるフックの一斉連絡も、デスクトップアプリのセッション宛てです。
resume に頼り切らない理由:長い会話は重く、記録は消える
僕の会社では、続きの作業を長い会話の再開でつながず、引き継ぎメモを新しい会話で読ませる形にしています。理由は3つあります。
1つ目:長い会話ほど、開き直すたびに重い
2026年9月16日の会話ログの集計では、1セッションの平均が96.7往復でした。この集計の詳しい経緯はClaude Codeの料金とMax 20xの実録に書いています。
長い会話を開き直すと、最初の一言で会話全体を読み直します。この集計をもとに、案件が変わったら /clear で会話を切ると社内ルールに決めました。
読み直しの量はClaude Codeのトークン節約は送り直す量を減らすで詳しく書いています。
2つ目:会話の記録は、そのパソコンに30日しか残らない
会話の記録は、既定で30日たつと消えます。しかも保存先はそのパソコンの中なので、別のパソコンや人に渡すには向きません。
案件フォルダに置いたメモなら、期限を気にせず残せます。何か月か寝かせた案件でも、メモを開けば現在地が分かります。
3つ目:メモなら現在地だけを短く渡せる
会話には、試して捨てた案や途中の迷いもすべて残ります。新しいセッションに必要なのは経緯ではなく、今どこまで終わっていて、次に何をするかです。
社内で決めているメモの項目は、目的、終わったこと、次の一手、触っているファイル、決まったことと未決のこと、注意点です。新しいセッションが、このメモだけで再開できる細かさで書かせています。
Claude Codeの引き継ぎメモ(HANDOFF)に書いている7つの見出し
引き継ぎメモは、案件フォルダに置くMarkdownのファイルで、社内では「HANDOFF」と呼んでいます。32本のうち20本は、00-HANDOFF.md という同じ名前にそろえています。
実物のメモから、見出しと書いている中身を抜き出します。
| 実物の見出し | 書いている中身 |
|---|---|
| いまの状態(1行) | 今どこまで終わっているかを1行で |
| 次にやること(この順) | 番号つきの手順。終わったものは取り消し線で残す |
| 完成しているもの | 何がどこにあって、どういう状態かの表 |
| 実機で確認できた事実 | 実際に動かして分かったこと |
| 今日の判断・変更 | その日に決めたことと、直したこと |
| 既知の制限・未検証 | まだ確かめていないこと、分かっている弱点 |
| 参照 | 関連するファイルと、過去の失敗の記録の場所 |
再開の起点になるのは「次にやること(この順)」です。番号つきで書いてあれば、新しいセッションは迷わず未完了の番号から始められるからです。
実物のメモは72行、日付の節を足して育てる
例として、CapCutの下書きをClaude Codeで組む社内ツールのメモを見ます。最終更新は2026年9月5日7時25分で、全体は72行です。
「次にやること」には6つの手順が順番つきで並び、終わった2つには取り消し線が引いてあります。済んだ手順を消さずに残しているので、何が終わったかを1行で確かめられます。
「完成しているもの」は8行の表で、置き場所と状態を1行ずつ書いています。「既知の制限・未検証」には、まだ実機で確かめていないことが5つ並んでいます。
このメモには、2026年9月7日と9月12日の作業が、日付の見出しで末尾に足されています。上書きせずに節を足しているので、いつ何が変わったかを後から追えます。
ツールの中身はCapCutの使い方|Claude Codeで下書き自動化の実録に書きました。
ダミーで書いた引き継ぎメモの型
実物の見出しだけを残し、中身をダミーにした型を載せます。社名・ファイル名・数字はすべて例です。
# HANDOFF — 株式会社サンプル 月次レポートの自動集計(次セッション再開用)
最終更新: 2026-10-30 18:00
## いまの状態(1行)
集計スクリプトは完成。10月分の出力を見本の形式に合わせる作業が途中。
## 次にやること(この順)
1. ~~集計スクリプトの作成~~ 完了
2. reports/monthly.py の列の並びを、見本の表と同じにする
3. 10月分を出力し、合計が1,000円単位で合うかを確かめる
## 完成しているもの
| 種別 | 置き場所 | 状態 |
|---|---|---|
| 集計スクリプト | reports/monthly.py | 動作確認済み |
## 実機で確認できた事実
- 入力のCSVの文字コードはShift_JIS
## 今日の判断・変更
- 金額は税込で集計する
## 既知の制限・未検証
- 9月以前のデータでは未確認
## 参照
- 見本の表: docs/sample-report.md
新しいセッションでの読ませ方
再開するときは、新しい会話の最初にメモを読ませ、「次にやること」の未完了の番号から続けてもらいます。読ませた後に、メモと今のファイルの状態が合っているかを一言確かめさせると、ずれに気づけます。
メモで足りないときに備えて、会話を切る前に名前を付けておくと安心です。
公式によると、/clear release-prep のように名前を付けて切ると、離れる会話にその名前が付きます。後で /resume release-prep を打てば、その会話を開けます。
枠切れ・停止のあとに再開する手順と、枠切れ前に書かせるフック
使用量の上限で止まった会話は、リセットの後に同じ会話へ戻れば続けられます。ただ週次枠が尽きると、そのセッションは返事も書き込みもできなくなります。
止まったときは、次の順に確かめます。
- 止まった理由を見る:上限の表示か、許可の確認待ちか、固まっているのかを画面で見分けます。
- 上限なら残りを確かめる:
/usageで5時間枠と週次枠の進み具合を見て、リセットを待ちます。 - 戻り方を選ぶ:同じ会話を続けるなら
claude --continue、切り替えるなら新しい会話で引き継ぎメモを読ませます。
上限以外の止まり方の見分け方は、Claude Codeが途中で止まる・固まる時の切り分けにまとめました。
週次枠が尽きる前に、引き継ぎメモを書かせる
僕の会社では2026年9月29日に、週次枠が尽きる前に動いているセッションへ引き継ぎメモを書かせるフックを作りました。閾値は最初95%で、10月1日に99%へ上げています。
使用量は作業中のセッションに測らせ、85%未満なら60分ごと、85〜95%は15分ごと、95%以上は5分ごとに測り直します。
相談だけの会話には「HANDOFF不要」と返させ、書かせすぎないようにしています。初めて発動した日の記録と作りはClaude Code hooksの使い方と実録に書きました。
業務で使うときの注意:記録の中身と、同じ会話の二重起動
会話の記録には、メッセージだけでなく、ツールの呼び出しと結果も1行ずつ入ります。読ませたファイルの中身やコマンドの出力も、手元のファイルに残る前提で扱います。
引き継ぎメモにも、パスワードや鍵は書かないようにします。メモは案件フォルダに残り、人も別のセッションも読むものだからです。
同じ会話を2つのターミナルで同時に再開すると、両方のやり取りが1つの記録に混ざります。別の方針を試したいときは、/branch か --fork-session で複製してから進めます。
別々の会話を同時に何本も回すなら、話は変わります。僕の会社でのセッション同士の連絡と稼働中の見方は、Claude Code複数セッションの一覧と連携のやり方にまとめました。
claude -p で動かした会話は、一覧にも --continue にも出ません。無人で動かした処理を後から開くときは、セッションIDを claude --resume に渡します。
Claude Codeではなく、自作のプログラムからClaude APIで会話を続けるなら仕組みが別です。会話をAPI側に短い時間だけ預けるベータ機能は、Claude APIのMessage threadsの解説にまとめました。
チームで使うときは、会話の記録が各自のパソコンにしか無い点も押さえておきます。人に作業を引き継ぐなら、会話ではなくメモを渡すほうが確実です。
まとめ
- Claude Codeのセッション再開は、直前なら
claude --continue、選ぶならclaude --resume、会話の中なら/resume - 再開で戻るのは会話の履歴とモードなどの状態で、起動時のフラグの一部は付け直しが要る
- 会話の記録は既定で30日で消え、デスクトップアプリとCLIでは一覧が別になっている
- 僕の会社では、続きは長い会話の再開ではなく、案件フォルダの引き継ぎメモを新しい会話で読ませてつないでいる
- 僕なら最初に、いま動いている案件1つで「いまの状態」「次にやること」の2つの見出しだけのメモを書いてみます
よくある質問
claude --continue と claude --resume は何が違いますか?
--continue は今のフォルダで直前の会話をそのまま開き、--resume は一覧を開いて会話を選びます。--resume に名前やセッションIDを付けると、一覧を出さずにその会話を直接開けます。閉じた直後なら --continue、日をまたいだら --resume が使いやすいです。
何日前の会話まで再開できますか?
既定では30日です。会話の記録は手元のパソコンに保存され、公式ドキュメントによると30日で自動的に消えます。期間は settings.json の cleanupPeriodDays で変えられます。長く続く作業は、会話の再開に頼らず引き継ぎメモを残しておくと安心です。
デスクトップアプリの会話をターミナルで再開できますか?
公式ドキュメントでは、デスクトップアプリで始めた会話はデスクトップアプリから開くと案内されています。逆に、ターミナルで始めた会話は /desktop や claude --desktop --resume でデスクトップアプリに移せ、移した後もターミナルの claude --resume から見つかります。
再開すると許可の設定も前のままに戻りますか?
ターミナルで claude --continue や名前・IDを付けた --resume で開いたときは、前の許可のモードに戻ります。ただし確認をすべて飛ばすモードで終わった会話は既定のモードで開き、一覧から選んだときや会話中の /resume では今のモードのまま続きます。
