この記事の結論
Claude Codeのセッション名は、CLIなら /rename、デスクトップアプリなら画面上部の題名をクリックして変更できます。自動で付く名前の言語は language 設定で決まります。当社が97件を付け直した命名ルールも公開します。
目次7項目
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Claude Codeのセッション名は、CLIなら /rename、デスクトップアプリなら画面上部の題名をクリックして変更できます。自動で付く名前の言語は、設定ファイルの language で決まります。僕の会社は「【分類】案件名|内容」という形に統一し、過去の97件を付け直しました。手順と付け方をまとめます。
Claude Codeのセッション名が英語になる・一覧で見分けにくい原因
原因は、名前を自分で付けていないことです。付けなかったセッションには、Claude Codeが最初の指示を短く要約した題名を自動で付けます。最初の一言が「これ見て」のような短い指示だと、題名を見ても中身が分かりません。
セッションとは、Claude Codeとの1つの会話のまとまりのことです。公式ドキュメントでは、作業フォルダにひも付いて保存され、あとから再開できる会話と説明されています。使い続けると、この一覧が数十件、数百件と増えていきます。
公式ドキュメントによると、名前を付けなかったセッションには、Claude Codeが2種類のラベルを付けます。
- 既定の表示名:作業フォルダの名前に2文字を足したもの(例
my-app-3f)。動いているセッションの一覧で使われます。この名前を渡しても、セッションの再開はできません。 - 生成された題名:最初の指示の短い要約です。小型で速いモデルが、裏で書きます。こちらは再開のときの名前として使えます。
生成された題名とは、名前を付けていないセッションに、Claude Codeが最初の指示をもとに自動で付ける短い見出しのことです。この記事では、これと自分で付けた名前を合わせて「セッション名」と呼びます。
題名の言語は、設定ファイルの language で指定できます。公式の設定一覧には、この値が自動で付くセッション名の言語にも使われること、未設定のときは会話の言語に合わせることが書かれています。
当社では2026年7月の時点で、英語の題名が一覧に並び、どれが何の作業か判別しづらい状態でした。日本語で会話していたのに英語で付いた原因は、当社では確かめていません。考えられる原因と直し方を表にします。
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 題名を見ても中身が分からない | 自分で名前を付けていない(最初の指示の要約がそのまま題名になる) | 名前を付け直す |
| 題名が英語で付く | 題名の言語を指定していない(公式では、未設定なら会話の言語に合わせる。当社で英語になった原因は未確認) | language を設定する |
| 似た名前が並んで探せない | 名前の付け方が毎回ばらばら | 名前の形を1つに決める |
| 名前で再開できない | 既定の表示名を渡している | 生成された題名か、自分で付けた名前を渡す |
セッション名を変更する手順(CLIの /rename・デスクトップアプリ)
2026年10月時点の公式ドキュメントに載っている方法を、使う場面の順に並べます。CLIとは、ターミナルに文字を打って使う形のClaude Codeのことです。
- CLIで、始めるときに付ける:
claude -n auth-refactorのように、起動のときに-nで名前を渡します。 - CLIで、会話の途中に変える:
/rename auth-refactorのように、/renameに続けて名前を打ちます。付けた名前は、入力欄のバーにも表示されます。 - CLIで、一覧から変える:
claude --resume(会話の中なら/resume)で一覧を開き、変えたいセッションを選んでCtrl+Rを押します。 - デスクトップアプリで変える:開いているセッションの画面上部にある、ツールバーの題名をクリックします。
- デスクトップアプリで、Claudeに頼む:公式ドキュメントには、Claudeにセッションの名前の変更やアーカイブを頼めると書かれています。当社は、この方法で付け直しを自動にしています。
CLIで付けた名前は、再開にも使えます。claude --resume <名前> か、会話の中で /resume <名前> です。同じ名前のセッションが複数あると、claude --resume <名前> は、その名前で絞り込んだ一覧を開きます。デスクトップアプリで名前を付けたセッションは、デスクトップアプリの一覧から開きます。
一覧では、名前を付けたセッションはその名前で表示されます。付けていないセッションは、生成された題名や最初の指示などで表示されます。
公式の例は、どれも英数字の名前です。当社が日本語の名前を付けているのは、デスクトップアプリのセッションです。CLIの /rename で日本語の名前を付けた場合の動きは、当社ではまだ確かめていません。
自動で付くセッション名を日本語にする language 設定
languageとは、Claude Codeの返答の言語を決める設定項目で、自動で付くセッション名の言語にも使われます。手で名前を付け直す前に、まずこの設定を入れておくと、何もしなくても題名が日本語に寄ります。
- 自分のパソコン全体に効かせるなら
~/.claude/settings.json、そのプロジェクトだけなら.claude/settings.jsonを開きます。公式の設定一覧では、languageはどの設定ファイルにも書ける項目です。 - 次の1行を足して保存します。
{
"language": "japanese"
}
- 新しいセッションを始めて、付いた題名を一覧で確かめます。
注意が2つあります。1つ目は、同じ値が返答の言語と、音声入力の言語にも使われることです。2つ目は、値の綴りをClaude Codeが確かめないことです。japanese を打ち間違えても、エラーは出ません。返答が英語に戻る場合の対処は、Claude Codeが英語で返してくる時の直し方に分けて書きました。
当社は2026年10月3日に、社内で使っている2台のMacへこの設定を入れました。ただし、設定の後に題名が日本語で付くようになったかは、数えていません。次の章のしくみが、付いた題名をすぐに付け直してしまうためです。なので「この設定で日本語になった」とは、当社の実測としては書けません。書けるのは、公式がそう説明している、というところまでです。
裏方で実際にやっているセッション名の付け方:「【分類】案件名|内容」と12の分類
僕の会社(株式会社UrakaTA)は、2026年7月19日にセッション名の形を1つに決めました。きっかけは、僕が出した「一覧を一目で見分けたい、分類ごとに並んで見えるようにしたい」という要望です。以下は、社内の指示書とメモからの転記です。
名前の形と12の分類
形は 【分類】案件名|内容 です。案件名が無いときは 【分類】内容 にします。内容は15文字前後で、何をしたセッションかが分かる言葉にします。
- 例:
【LP】飲食店の採用LP|応募フォームの修正 - 例:
【経理】請求書の作成 - 例:
【環境】スキルの棚卸し
先頭の分類は、次の12種から選びます。新しい分類は作りません。
| 分類 | 入れるもの |
|---|---|
| 【広告】 | 広告の運用・計測・クリエイティブ |
| 【LP】 | LPの制作・改修 |
| 【HP】 | サイトの構築・運用 |
| 【SNS】 | SNSの運用・レポート |
| 【note】 | noteの記事 |
| 【動画】 | 動画の編集 |
| 【経理】 | 請求・支払い |
| 【事業】 | 戦略・新規事業 |
| 【調査】 | リサーチ・分解 |
| 【環境】 | Claude・パソコン・スキルの整備 |
| 【事務】 | 契約・補助金・整理 |
| 【他】 | 上のどれにも当てはまらないもの |
分類を先頭に置くと、一覧を上から眺めたときに、同じ種類の作業がかたまりで目に入ります。12種は当社の仕事に合わせたものです。業種が違えば、中身は入れ替えてください。数は12個程度に抑え、迷ったら今ある分類に寄せる、と決めています。
自分のセッションは変えられないので、次のセッションが付ける
名前の付け直しは、人ではなくClaudeにやらせています。ここで1つ、当社の環境で分かった制限があります。デスクトップアプリでClaudeが使うセッション名の変更ツールは、いま動いている自分自身のセッションには使えませんでした。自分を指定すると、見つからないというエラーになります。変えられるのは、ほかのセッションだけです。
そこで作ったのが、リレー方式です。リレー方式とは、新しく始まったセッションが、直前までのセッションの名前を付け直していく当社の運用のことです。自分の名前は、次に始まったセッションが付けてくれます。手順は次のとおりです。
- 各セッションの最初の実質的な作業のついでに、1回だけ、直近10件ほどのセッションの一覧を確かめる
- 形に沿っていない名前を、決めた形に付け直す
- 付け直しは確認なしで実行し、報告は一言だけにする(作業の本体を止めない)
- 題名と作業フォルダから中身が推測できないセッションは、深追いせず【他】を付ける
- すでに形に沿っている名前と、人が手で付けたと思われる名前には触らない
ルールを決めた2026年7月19日に、それまでの97件を一括で付け直しました。7月22日には、この手順を社内で配れるスキル(Claude Codeに読ませる手順書)にまとめています。一括の付け直しにかかった時間は記録していないので、ここには書きません。
セッション名を崩さないための再発防止ルール
形を決めても、放っておくと名前はまた崩れます。当社が続けるために決めていることは4つです。
- 指示書に常設する:リレー方式の手順は、Claude Codeが毎回読む指示書(
CLAUDE.md)に書いてあります。スキルは呼ばれたときにしか読み込まれないので、毎回動かしたい手順は指示書に置きます。 - 分類を増やさない:分類が増えると、付ける側が迷い、同じ作業が別の分類に散らばります。当てはまらないものは【他】で受けます。
- 1つのセッションで1つの案件だけ扱う:途中で話題を変えると、名前と中身がずれます。案件が変わったら新しい会話にします。この運用で使用量がどう変わったかは、Claude Codeの料金と使用量上限の実測に書きました。
- 人が付けた名前を上書きしない:手で付けた名前には、付けた人の意図があります。自動の付け直しの対象から外します。
CLIで会話を切り替えるときの動きも、公式ドキュメントにあります。/clear を引数なしで使うと、--name や /rename で付けた名前は新しいセッションに引き継がれ、自動で付いた題名は引き継がれません。離れるセッションのほうに名前を残したいときは、/clear release-prep のように名前を渡します。
業務でセッション名を使うときの注意
名前は、自分以外の目にも触れます。 デスクトップアプリの一覧は、画面を共有すればそのまま相手に見えます。公式ドキュメントによると、セッションから別のセッションへ送ったメッセージには、送り元のセッションの題名が付いたカードが表示されます。スマホなどからつないだセッションの名前を変えると、CLI側にも同じ名前が付きます。案件名に取引先の社名を入れるか、業種名や略称にとどめるかは、先に決めておいてください。
language をチームで共有するときは、先に伝えます。 プロジェクトの設定ファイルに書くと、メンバー全員の返答の言語と音声入力の言語も変わります。
ターミナルのタブ名も変わります。 公式の設定一覧には、/rename と --name がターミナルのタブの題名を変えるのを止める terminalTitleFromRename という設定が載っています。タブ名を自分で管理している人は、こちらを確かめてください。
自動の付け直しは、名前の変更だけに絞ります。 当社が確認なしで任せているのは、名前の付け直しだけです。公式ドキュメントでは、Claudeにセッションのアーカイブも頼めますが、当社はそこまでは自動にしていません。
セッションの中身は、名前とは別の場所にあります。 会話の記録が保存される場所と、残る期間は、Claude Codeに貼り付けた画像の保存場所と取り出し方にまとめました。
当社が確かめたのは、自社の環境だけです。 この記事は、2026年10月時点の公式ドキュメントと、当社のデスクトップアプリでの運用にもとづいています。ほかの困りごとは、Claude Codeのエラー・困りごと一覧から症状で引けます。
セッション名の形、指示書の書き方、AIに確認なしで任せてよい範囲の決め方を、自社で回せる形にしたい方には、下のセミナーで具体的な作り方をお伝えしています。
よくある質問
Claude Codeのセッション名は途中からでも変更できますか?
変更できます。公式ドキュメントでは、CLIは会話の途中で /rename に続けて名前を打つ方法、セッションの一覧で選んで Ctrl+R を押す方法が案内されています。デスクトップアプリは、開いているセッションの画面上部にある題名をクリックします。
自動で付くセッション名を日本語にする設定はありますか?
あります。設定ファイルの language に japanese と書くと、返答の言語に加えて、自動で付くセッション名の言語にも使われます。公式の説明では、未設定のときのセッション名は会話の言語に合わせて付きます。音声入力の言語も同じ値で変わります。
名前を付けたセッションは、名前で開き直せますか?
CLIで付けた名前なら開き直せます。公式ドキュメントでは claude --resume に続けて名前を渡すか、会話の中で /resume に続けて名前を打ちます。デスクトップアプリで名前を付けたセッションは、デスクトップアプリの一覧から開きます。