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Claude Code Projectsとは?1つの会話で並列のクラウドセッションを回す新機能|Pro・Maxのベータ【2026年】

編集責任者佐藤翔太株式会社UrakaTA 代表取締役記事はAIが社内の記録から下書きし、別のAIが公式情報で照合、公開後に編集責任者が確認しています。
大きな司令塔のロボットが人に書類を手渡し、まわりで小さな作業ロボットがフォルダや部品を運んでいる絵
イラスト:AIで作成

この記事の結論

Claude Code Projectsは、Claudeが調整役になり、1つの会話から作業をクラウドセッションのスレッドに分けて並列に進める機能です。Pro・Maxのパブリックベータで、新規スレッドは1日200件まで。始め方と注意点も。

目次9項目
  1. Claude Code Projectsとは:調整役のClaudeが並列のスレッドを回す
  2. 何ができるか:スレッドごとに別ブランチで動き、PRまで作る
  3. 使えるのはPro・Maxのパブリックベータ(Team・Enterpriseは未提供)
  4. Claude Code Projectsの始め方:GitHubの準備が先
  5. 料金・制限:専用の料金の記載はなく、新規スレッドは1日200件まで
  6. 注意点:共有できない・ターミナルやVS Codeでは使えない
  7. 中小企業での使いどころ(僕の見立て)
  8. まとめ
  9. よくある質問

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Claude Code Projectsは、僕の読みでは「Claudeに作業の振り分け役まで任せる機能」です。1つの会話に頼みごとを投げると、調整役のClaudeがタスクごとにスレッドを立て、クラウドで並列に進めます。複数のセッションを自分で見張る手間を、Claudeの側に移す仕組みだと見ています。

この記事は公式情報・公開情報をもとにまとめた解説です。僕の会社で検証していない点は、その旨を書いています。発表は2026年9月17日の公式ブログで、2026年10月24日時点ではPro・Max向けのパブリックベータです。

誰が使えて、どう始め、利用枠にどう響くのか。並列で回すと何に気をつければいいのか。「結局、うちの会社で使う意味はある?」という問いに、最後の節で僕の見立てを書きます。

Claude Code Projectsとは:調整役のClaudeが並列のスレッドを回す

一言でいうと、1つの会話の中でClaudeが関連する作業をスレッドに分け、並列に進める機能です。スレッドの多くはクラウドセッション(手元ではなくクラウドで動くClaude Code)です。

公式ドキュメントでは、プロジェクトの中身は大きく3つに分かれます。頼みごとを受ける「プロジェクトの会話」、実際に作業する「スレッド」、全体の状況を見る「Overview」の画面です。

調整役のClaudeは、届いた依頼をスレッドにするか、その場で答えるかを決めます。関係のない作業が1通にまとまっていれば、別々のスレッドに分けます。調整役が見るのはスレッドからの報告で、途中の一手一手までは見ていないと書かれています。

名前が似ていますが、claude.ai のプロジェクト(チャットの保存場所)とは別の機能です。公式ドキュメントは、従来のプロジェクトを、調整役もスレッドも無く、会話と参考ファイルをまとめるものだと説明しています。

何ができるか:スレッドごとに別ブランチで動き、PRまで作る

できることの中心は、コードの作業を並列に進めて、プルリクエスト(変更の取り込み依頼)まで出すところです。公式ブログでは、各スレッドは自分のブランチとリポジトリの写しを持つ、別々のクラウドセッションとして動くと説明しています。

公式ドキュメントにある、スレッドが最初から持っているものは次の4つです。

  • プロジェクトのリポジトリとファイル、プロジェクトの指示とメモリ
  • 各リポジトリの直下にある CLAUDE.md(スキル・.claude/settings.json・.mcp.json は読まない)
  • claude.ai のアカウントに付けたコネクタ
  • ネットワークや環境変数を決めるクラウド環境

手元のパソコンにある Claude Code の設定は、クラウドのスレッドに引き継がれません。普段の設定に頼った作業は、そのままでは同じように動かない点に注意が要ります。

PRを開いたスレッドは、自動修正(auto-fix)をオンにして見張りを続けます。CIが落ちたり、レビューのコメントが付いたりすると、直して押し直すと書かれています。

コード以外の作業も対象です。契約書のフォルダや問い合わせの書き出しを上げて質問を重ね、答えをファイルで受け取る使い方が例に出ています。成果物は Overview の Library のタブにたまります。

自分のパソコンにしか無いもの(手元のデータベースなど)が要る作業は、そのスレッドだけ手元で動かせます。公式ドキュメントでは、Remote Control という仕組みを使い、パソコンが起きている間だけ動くとされています。

使えるのはPro・Maxのパブリックベータ(Team・Enterpriseは未提供)

2026年10月24日時点で使えるのは、ProとMaxのプランです。公式ドキュメントでは、パブリックベータとして段階的に展開中で、TeamとEnterpriseにはまだ提供していないと書かれています。

展開は、クラウドセッションを使ったことがあり、claude.ai のチャットや Cowork に既存のプロジェクトが無いアカウントから始まりました。

公式ブログには、まず一部のPro・Maxの契約者に出し、発表から1週間ほどかけて同じプランの利用者へ広げる予定と書かれています。

サイドバーに Projects が無いときは、「More」の中を確かめるよう案内されています。そこにも無ければ、まだ自分のアカウントに届いていない状態です。待機リスト(ウェイトリスト)への登録も用意されています。

日本で使えるかについては、公式ページに国や地域の記載はありません。判断の材料はプランの条件だけで、日本からの提供状況は未確認です。

使える場所も決まっています。claude.ai/code、デスクトップアプリの Code タブ、iOS・Android のClaudeアプリです。

スマホから Claude Code を動かす手段全体は、Claude Codeをスマホで動かす方法にまとめています。

Claude Code Projectsの始め方:GitHubの準備が先

始め方は、公式ドキュメントの手順では「前提の確認→新規作成→最初の小さな依頼」の順です。コードを扱うなら、作成の前に GitHub の準備を済ませておく必要があります。

前提は3つあります。

  • Pro か Max で、サイドバーに Projects が出ている
  • コードを扱うなら、github.com のリポジトリに書き込めて、Claude GitHub App が入っている
  • 足りない通信先や秘密の値があれば、クラウド環境に設定してある

GitHub Enterprise Server・GitLab・Bitbucket のリポジトリは、この前提から外れます。

ターミナルの /web-setup で GitHub をつないだだけでは足りません。スレッドには Claude GitHub App が要ると書かれています。

新規作成の手順は次の4つです。

  1. claude.ai/code かデスクトップアプリの Code タブで、左のサイドバーの Projects(無ければ More の中)を開く
  2. New project を押す(Get started と出たら、先に既存の claude.ai のプロジェクトをアップグレードかアーカイブする)
  3. 名前(必須)、目標(任意)、リポジトリやファイル(任意)を入れる
  4. Create project を押す

すでに動いているクラウドセッションから始める道もあります。そのセッションのメニューで Move to project を選び、Continue as new project を選ぶ形です。

最初のプロジェクトでは、作成した直後に Claude が自分から1ターン動くことがあります。このターンもプランの使用量を使うと書かれているので、すぐに依頼を送るか、動き出す前提で開くのがよさそうです。

料金・制限:専用の料金の記載はなく、新規スレッドは1日200件まで

Projects 専用の料金は、公式ページに記載がありません。使用量は、ほかの Claude Code のセッションと同じプランの上限から引かれます。そのうえで、単体のセッションより早く上限に近づくと明記されています。

公式ドキュメントにある数字の制限を、表に並べます。

項目公式ドキュメントの記載
新規スレッドすべてのプロジェクトの合計で1日200件まで(強制の上限)
既定のモデルスレッドも会話も Opus。effort はスレッドが high、会話が low
プロジェクトの指示新しいスレッドと会話に送られる。最大16,000文字
追加するファイル作成画面では30MB超は飛ばされる。フォルダは先頭100ファイル・200MBまで
フォルダの数フォルダと Google Drive のフォルダの合計で10個まで

僕なら、最初に見直すのは既定のモデルと effort の行です。公式も、Opus の high はプランを一番早く使う設定だと書き、軽い作業は小さいモデルや低い effort を勧めています。

ターミナルの Claude Code でモデルを変える手順は、Claude Codeのモデル変更(/model とサブエージェントの指定)で書きました。

使用量を食う場面として、公式は3つを挙げています。動いているスレッド、報告を読む調整役の会話、PRを見張っているスレッドです。見張り中のスレッドは、CIの失敗やコメントで起きて、また使用量を使います。

上限に達したスレッドは待機し、リセットされると自動で再開します。つまり放っておくと、次の利用枠も使い始めます。止めたいときは、スレッドの Stop か、プロジェクトの一時停止を使います。

上限を超えて動くのは、使用量クレジットをオンにしている場合だけです。スレッドが自分でクレジットをオンにすることはできないと書かれています。

プラン別の上限や使用量クレジットの仕組みは、Claude Codeの料金と上限の記事で整理しています。

クラウドセッション側の公式ページには、クラウドの仮想マシンに別の料金はかからないと書かれています。ただし、並列で回すほど上限の減りも比例して増えるとあります。

注意点:共有できない・ターミナルやVS Codeでは使えない

いちばん大きな注意点は、プロジェクトが1人のものだという点です。公式ドキュメントでは、プロジェクトやスレッドを他の人と共有できず、ベータの間は組織単位の管理機能も無いとされています。

使える場所の制限もあります。ターミナルの CLI、VS Code の拡張機能、JetBrains のプラグインでは使えません。Amazon Bedrock などのクラウド事業者経由でも使えないと書かれています。

作業の途中のデータにも気をつけます。クラウドのスレッドの環境はターン間で休み、戻れないときは新しい写しから続きます。その場合、コミットしていない変更は消えることがあるので、長い作業は途中でコミットとプッシュを頼むよう勧められています。

ほかにも、決まりごとがいくつかあります。

  • 手元のターミナルで始めたセッションは、プロジェクトに入れられない
  • スレッドを別のプロジェクトへ移したり、2つのプロジェクトを1つにまとめたりはできない
  • 削除するとスレッド・メモリ・ファイルは消え、元に戻せない(GitHub に出したブランチとPRは残る)

データの扱いでは、Anthropic が管理する環境なら GitHub の認証情報は暗号化して保管され、仮想マシンには入らないとされています。社外秘のコードを預けてよいかは、この説明と自社の決まりを照らして判断することになります。

中小企業での使いどころ(僕の見立て)

ここからは事実ではなく、僕の見立てです。Projects が合うのは、同じ目的の作業が何日も続き、細かいタスクが次々に出てくる仕事だと読んでいます。1回で終わる作業なら、普通のクラウドセッションで足ります。

公式ドキュメントの使い分けを、表にします。

作業の形公式が勧める道具
目標が1回のセッションより長く続き、タスクが出続けるProjects
1つのセッションで終わる1件の作業クラウドセッション
どのタスクも手元のパソコンが要る手元のセッション
会話の要らない定期作業クラウドの定期タスク

中小企業の場面に当てはめると、自社サイトの改修が候補だと考えています。表示の崩れ、文言の差し替え、フォームの不具合を1つの会話に投げ、スレッドごとにPRで受け取る形です。これは一般論の範囲の想像で、僕の会社では試していません。

コード以外では、問い合わせや契約書の束にまとめて質問する使い方も、公式の例に沿えば候補になります。ただし資料を預けることになるので、何を上げてよいかを先に決めておく必要があります。

逆に、合わないと見ているのは、社内の何人かで同じ作業を回したいケースです。プロジェクトは1人のもので共有できず、Team・Enterprise にもまだ来ていません。チームで回す前提なら、提供範囲が広がるのを待つ判断もあると考えています。

まとめ

  • Claude Code Projects は、調整役の Claude が作業をスレッドに分け、クラウドセッションで並列に進める機能
  • claude.ai のプロジェクト(チャットの保存場所)とは別物。2026年10月24日時点で Pro・Max のパブリックベータ、Team・Enterprise は未提供
  • 使える場所は claude.ai/code・デスクトップアプリ・モバイルアプリ。コードを扱うなら github.com と Claude GitHub App が前提
  • 新規スレッドは全プロジェクト合計で1日200件まで。既定は Opus・high で、プランの上限を早く使う
  • 僕なら、最初はスレッドのモデルと effort を下げ、小さな依頼1つで戻り方を確かめてから広げます

よくある質問

Claude Code Projectsはclaude.aiのプロジェクトと同じものですか?

別の機能です。claude.aiのプロジェクトは会話と参考ファイルをまとめる保存場所で、調整役やスレッドはありません。Claude Code Projectsは、調整役のClaudeがクラウドセッションを並列に立ち上げて作業を進める仕組みです。

ターミナルのClaude CodeからProjectsを使えますか?

使えません。公式ドキュメントでは、Projectsが使えるのはclaude.ai/code、デスクトップアプリ、Claudeのモバイルアプリで、ターミナルのCLI、VS Codeの拡張機能、JetBrainsのプラグインは対象外です。

Projectsを使うと追加の料金がかかりますか?

Projects専用の料金は、2026年10月24日時点の公式ページに記載がありません。使用量はほかのClaude Codeのセッションと同じプランの上限から引かれ、単体のセッションより早く減ると書かれています。上限を超えて動くのは使用量クレジットをオンにしたときだけです。

引用元・参考にした記事

  1. Let Claude coordinate ongoing work with Projects出典Claude Code Docs参照
  2. Projects redesigned出典Claude Blog参照
  3. Use Claude Code in the cloud出典Claude Code Docs参照