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画像から動画生成AIは無料でどこまで?8社比較と実測【2026年】

1枚の静止画が矢印をたどって動き出し、スマートフォンの画面で再生されている様子
イラスト:AIで作成

この記事の結論

画像から動画生成AIは無料でも試せますが、透かし・商用不可・回数の壁があり仕事には不向きです。8サービスの無料枠を公式で比べ、5秒動画17本を作った実測(1本7.5クレジット)と手順をまとめました。

目次8項目
  1. 画像から動画生成AIとは?テキストから動画との違い
  2. 無料で画像から動画を作れるAIはどれ?8サービスの無料枠比較【2026年10月時点】
  3. 画像から動画を作る手順|静止画づくりから仕上げまで5ステップ
  4. 実測:開始・終了フレームに同じ画像を入れてループ動画を作った記録
  5. 無料枠で仕事に使えるか?透かし・商用・回数の限界と有料に切り替える基準
  6. 自分や他人の写真を動かしてもいい?肖像・著作権の注意
  7. まとめ
  8. よくある質問

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画像から動画を作るAIは、2026年10月時点で無料でも試せます。ただ無料枠は透かし入り・商用に条件つき・回数が少ないものが多く、仕事で使うなら有料プランが前提です。僕の会社は静止画1枚から5秒のループ動画を17本作り、1本7.5クレジットでした。無料枠の比較、作り方の手順、実測で分かった注意点をまとめます。

画像から動画生成AIとは?テキストから動画との違い

画像から動画生成AIは、手元の静止画を最初のコマとして渡し、その続きの動きをAIに描かせる仕組みです。文章だけで作るテキストから動画より、顔や服、背景がぶれにくいのが特長です。同じキャラクターや商品を何本も動かしたいなら、画像から動画を選ぶのが基本です。無料でも試せますが、条件はサービスごとに大きく違います。

画像から動画生成(image-to-video)とは、1枚の静止画を起点に、AIがその後の数秒ぶんのコマを描き足して動画にする生成方式です。英語の頭文字を取って「i2v」と書かれることもあります。

テキストから動画(text-to-video)とは、文章の指示だけで場面を一から描かせる生成方式です。構図の自由度は高い反面、同じ指示でも毎回顔立ちや服装が変わります。

両者の違いを、実務で効く点に絞って表にしました。

比べる点画像から動画テキストから動画
見た目の固定渡した画像のとおりになる毎回変わる
準備先に静止画を作る(撮る)必要がある文章だけでよい
向く用途同じキャラ・商品・人物を何本も動かす雰囲気を探す、1本だけのイメージ映像
失敗の出方途中のコマで一瞬崩れる最初から別物になる

僕の会社では、仕事で使う動画はほぼすべて画像から動画で作っています。理由は単純で、取引先やアプリの利用者に見せる絵は「毎回同じ顔」でないと使えないからです。

もう1つ覚えておくと便利なのが、開始・終了フレームの指定です。開始・終了フレーム指定とは、動画の最初のコマと最後のコマの両方に画像を渡し、その間の動きだけをAIに作らせる指定方法です。2枚に同じ画像を渡すとループ動画、別の画像を渡すと「Aの姿勢からBの姿勢へ移る」動画になります。この使い分けは、後の実測の章で具体的に書きます。

AI動画生成の全体像と、テキストから動画を含めた料金の比較はAI動画生成の料金比較と商用利用のルールにまとめています。この記事は「画像から動画」と「無料でどこまでできるか」に絞ります。

無料で画像から動画を作れるAIはどれ?8サービスの無料枠比較【2026年10月時点】

2026年10月3日に公式ページで確かめた範囲では、無料で画像から動画を試せるのはKling、Canva、Runway(初回のみ)、Higgsfield(一部のモデル)、Hailuo(初回のみ)です。GoogleのGeminiアプリは有料プランが必要で、Pikaは無料の月間クレジットがありません。無料で作った動画を仕事に使えるかは、透かしと商用の条件で分かれます。

比較した8サービスの無料枠を表にしました。確認日は2026年10月3日で、各社の料金ページ・ヘルプ・規約を開いて確かめています。公式ページで確認できなかった項目は「公式で確認できず」と書きました。無料枠は頻繁に変わるので、使う前に必ず公式で確かめてください。

サービス無料枠の内容無料の出力の透かし無料での商用利用画像から動画
Kling AI(公式)無料のBasicは月0ドル・毎月の付与クレジットなし。日ごとの無料クレジットで試す形(量は公式で確認できず)あり(外せるのは有料会員の特典)不可(公式ブログに無料の生成物は商用利用不可と明記)。非会員は生成物を使う場面で「Kling AIで作った」と表示する義務もある。有料会員は商用の制限なし(競合サービスの開発は不可)対応
Runway初回のみ125クレジット(1回限り)あり(Standard以上で透かしなし)制限なし(全プラン)無料で使えるモデルは「一部」とだけ記載
Higgsfield一部のモデルだけ使える・クレジットは付かない全生成に透かし規約上プランを問わず制限なし有料プランで対応(無料で使えるモデルの範囲は公式で確認できず)
Luma(Dream Machine)公式で確認できず(料金ページに無料プランの記載なし)あり(後から有料にしても消えない)不可(Plus・Unlimited・Enterpriseのみ)対応
Pika月0クレジット(クレジットパックの購入のみ)透かしなし商用ライセンスなし(Creator以上)対応(クレジットの購入が必要)
Hailuo(MiniMax)新規登録時に1回だけクレジット付与・3日で失効あり(有料で透かしなし)公式で確認できず対応
Google(Geminiアプリ)無料では使えない(Google AIプランが必要・18歳以上)見える透かし+SynthID(2025年7月の発表時点)公式で確認できず対応(写真から8秒の動画)
Canva無料プランで使える。Premium AI機能を月20回まで(ほかのAI機能と共有)公式で確認できずAI製品規約に従えば可(独占権はなし)対応

候補に挙げながら表から外したサービスもあります。Adobe Fireflyは無料の毎日の生成枠があると書かれていますが、無料で動画を作れる範囲が料金ページから読み取れませんでした。Vidu、Dreamina、オープンソースのWanは、今回の確認で無料枠の条件を公式ページから取得できなかったため載せていません。

表から分かる3つのこと

  1. 「無料」の中身が3種類ある: 毎日少しずつ使える型(Kling)、最初に1回だけもらえる型(Runway、Hailuo)、月の回数で区切る型(Canva)です。継続して作るなら、毎日型か月の回数型でないと続きません
  2. 透かしは後から消えない: Higgsfieldのヘルプは、有料に切り替えても無料のときの生成物の透かしは消えず、作り直しが必要だと明記しています。Lumaのライセンス解説も同じ扱いです。試作を無料で作り、そのまま本番に使う流れは成り立ちません
  3. 商用の条件は「透かし」と別の話: RunwayとHiggsfieldは無料でも商用を制限していませんが、透かしが入ります。逆にPikaは透かしがないのに商用ライセンスがありません。両方の欄を見て判断します

GoogleのGeminiアプリで写真から動画を作るには、有料のAIプランが要ります。日本の料金はGoogle AI Proが月2,900円、Plusが月725円です(2026年10月3日に公式で確認)。Proで付く動画生成用のFlowクレジットは1,000です。

画像から動画を作る手順|静止画づくりから仕上げまで5ステップ

手順は「静止画を作る→動画サービスに渡す→動きを文章で指示する→コマ単位で確かめる→仕上げる」の5段階です。初心者がつまずきやすいのは、1つ目の静止画と4つ目の確認です。動画の出来は静止画で8割決まり、崩れは再生しただけでは見落とします。ここでは無料・有料を問わず使える流れを書きます。

1. 起点になる静止画を用意する

自分で撮った写真か、画像生成AIで作った絵を用意します。動画の縦横比(縦長の9:16、横長の16:9など)と同じ比率で作っておくと、後で切り抜く量が減ります。人物やキャラクターは、胸から上・正面・明るい照明が最も崩れにくい構図でした。

静止画の作り方はgpt-image-2の使い方と料金に詳しく書いています。僕の会社では、画像に文字やロゴを入れないことを毎回の指示に入れています。

2. 動画サービスに画像を渡す

画像をアップロードし、モデル・秒数・画質・縦横比を選びます。最初は5秒・音なしで十分です。音を付けると費用が上がるサービスが多く、音声は後から別に載せられます。

ループにしたいときや、決まった姿勢で終わらせたいときは、終了フレームの指定がある機能を選びます。

3. 動きを文章で指示する

プロンプトには「何がどう動くか」と「何を動かさないか」の両方を書きます。動かさないものを書かないと、カメラが勝手に寄ったり、背景が流れたりします。僕の会社では、どの動画にも次のような注意書きを最後に付けました。

  • カメラは固定、同じ距離のまま近づかない
  • 顔・髪・服・背景は最初の画像と同じに保つ
  • 急な動きをしない

4. コマ単位で確かめる

再生して見るだけでなく、動画を1コマずつ画像に書き出して並べて見ます。5秒の動画は約120コマあり、崩れは0.1〜0.5秒だけ出ることが多いからです。ループ動画なら、最初と最後のコマが似ているかも数値で確かめます(次の章で書きます)。

5. 仕上げる

用途に合わせて、サイズ・形式・長さを整えます。ffmpegとは、動画や音声の変換・切り出し・圧縮をコマンドで行う無料のソフトです。アプリやWebに載せるなら、不要な音声トラックを外し、表示サイズに切り出し、再生をすぐ始められる形式にします。文字や音を載せるなら編集ソフトの仕事です。使い分けはClaude CodeでCapCutの下書きを作る実録とClaude CodeでRemotionを動かす実録を参考にしてください。

実測:開始・終了フレームに同じ画像を入れてループ動画を作った記録

僕の会社は2026年9月30日〜10月1日に、自社で開発中のアプリに出てくる架空のキャラクターの動画を、画像から動画で17本作りました(絵柄の方向性を決めるための試作は別に数えています)。使ったのはHiggsfield経由のKling 3.0で、5秒・高画質・縦長・音なしの条件で1本7.5クレジットです。17本のうち、最終的にアプリに使っているのは10本でした。ここでは画像から動画に固有の知見だけを書きます。

数字はすべて、制作のたびに残している制作ログから転記しました。アプリはまだ公開前なので、キャラクターの見た目や用途は伏せます。作ったのは、表情や話しかけ方の違う5秒のループ動画と、ある姿勢から別の姿勢へ移る短い動画です。

生成の条件と費用

項目内容
期間2026年9月30日〜10月1日
経路Claude CodeからHiggsfieldのコマンドラインツールで生成
モデルと条件Kling 3.0・高画質(pro)・9:16・5秒・音なし
1本の費用7.5クレジット
生成本数17本(不採用・差し替えを含む)
使ったクレジット127.5(17本×7.5)
最終的な採用10本

円やドルにすると、どれくらいでしょうか。僕の会社が契約していたHiggsfieldのPlusプランは、月59ドルで1,200クレジットの付与でした(2026年10月1日に料金ページで確認した条件。付与されたクレジット数はアカウントの残高でも確かめています)。一方、Higgsfieldの公式ブログ(2026年9月11日時点の記事)では、Plusは月49ドル・1,000クレジットと書かれています。どちらの比率で割っても1クレジットは約0.049ドルなので、この記事ではこの単価で計算します。1本7.5クレジットは約0.37ドル、撮り直しを含めた採用1本あたりは12.75クレジットで約0.63ドルです。料金と付与クレジットは変わるので、契約前に公式の料金ページで確かめてください。

1本ごとの費用より大きかったのは、上限の決め方でした。作業ごとに「この作業は80クレジットまで」「100クレジットまで」と上限を決めて任せたので、検品で不合格が続いても勝手に何十本も撮り直されることはありませんでした。

ループ動画は「開始と終了に同じ画像」で作り、継ぎ目を数値で確かめた

ループ動画とは、最後のコマが最初のコマへ自然につながり、繰り返し再生しても切れ目が見えない動画のことです。作り方は、開始フレームと終了フレームに同じ画像を指定するだけです。

継ぎ目の確かめ方には、SSIMという指標を使いました。SSIMとは、2枚の画像の明るさ・コントラスト・形の似かたを比べ、1に近いほど同じ画像と判断する類似度の数値です。最初のコマと最後のコマのSSIMを測り、0.95以上なら目で見ても継ぎ目は分かりませんでした。

測ったものSSIM確かめ方
方向性を比べた段階のループ(3本)0.966〜0.972最初と最後のコマを比較
別の方向性のループ(3本)0.964〜0.976同上
撮り直した1本(生成したままの状態)0.969同上
同じ1本(拡大して切り出した仕上げ後)0.952同上

仕上げで少し数値が下がるのは、拡大して切り出す処理が入るためです。それでも0.95を超えていれば、アプリで繰り返し再生して継ぎ目は見えませんでした。

もう1つの工夫は、最後の20コマと最初のコマのSSIMをそれぞれ測ったことです。最後のコマが一番近ければ、動画を切り詰めずにそのまま使います。この方法で比べたループでは最後のコマが一番近く、切り詰めは不要でした。

開始と終了に「別の画像」を入れると、姿勢の移り変わりが作れる

開始フレームと終了フレームに別の画像を入れると、Aの姿勢からBの姿勢へ移る動画になります。僕の会社では「手を下ろして正面を向き直る」「正面から手を振る姿勢になる」といった動画を、この方法で作りました。

終わりの姿勢を待ち受けのループと同じ画像にしておけば、移り変わりの動画からループへ切れ目なくつなげられます。アプリの中で動画を順番に再生する設計なら、この「最後のコマを次の動画の最初のコマにそろえる」作り方が効きます。

参照画像は2枚まで。表情は文章で指定した

Higgsfield経由のKling 3.0は、開始と終了のコマ以外の参照画像を受け付けませんでした。表情違いの静止画を先に作ってあっても、それを途中の参照として渡すことはできません。そのため、笑顔や真剣な顔といった表情の違いは、プロンプトの言葉で指定しました。

結果として、表情は静止画で作るより振れ幅が大きくなります。思った表情にならなかった回は、次の節のとおり撮り直しています。

不採用の理由は「一瞬の崩れ」と「表情の弱さ」

17本のうち7本は、不採用か後から差し替えになりました。理由を分けると、次の2種類です。

  • 一瞬の崩れ: 途中で肩の後ろに正体不明の白い物体が現れた/手を振る途中で爪が白く塗ったように見えた/背景の光の効果が服に重なって見えた
  • 表情・動きが弱い: 最初の約1.5秒、口を閉じたまま話し始めない(2本)/求めた表情として弱い/表情を強めた版で、歯を食いしばったように見えるコマが多い

表情を強めた版は、1回目の採用のあとで全121コマを口元まで拡大して並べ、数え直しました。すると、歯を合わせたように見えるコマが約30コマありました。最初の検品の記録「約4か所」より、ずっと多かったのです。

直し方は、プロンプトに「真剣さは眉と目だけで出す、口は話すたびに自然に開閉する、唇はゆるめ、上下の歯を合わせない」と足すことでした。撮り直しの1本目では、該当するコマが3コマずつ約3か所まで減り、これを採用しました。2本目は最初の約1.5秒話さなかったので不採用です。再生して見ただけでは気づけない崩れがあるので、全コマを並べて数えるのは手間に見えて一番の近道でした。

失敗した送信は課金されなかった

撮り直しの最初の送信は「no response received」という応答で失敗しました。このときクレジットは減っていません。残高は2本分の15クレジットだけ減り、943.5から928.5になりました。通信の失敗で止まったときは、残高を見てから送り直せば二重に払うことはありませんでした。

静止画の段階で不適切判定に当たったら、別のモデルに切り替えた

動画の起点になる静止画を作る段階で、ある画像モデルが、人物の上半身の描写を理由に不適切な画像と判定して生成を止めました。同じ指示のまま別の画像モデルに切り替え、元の画像を参照として渡して表情だけを変えたところ、1クレジットで作れました。画像から動画では、動画モデルの前に静止画モデルの規則にも当たる、という点は覚えておくと慌てません。

仕上げに使った設定

仕上げはffmpegで行いました。アプリに組み込む素材として、次のように整えています。

処理設定理由
音声音声トラックを外す音は別に用意するため
サイズ1076×1928で出力された動画を拡大し、中央を1080×1920で切り出すアプリの表示サイズに合わせる
形式HEVC(H.265)・yuv420p画質を保ったまま軽くする
再生faststart読み込み途中から再生を始められる
長さループは切り詰めず約5.04秒・121コマ継ぎ目を崩さない
速さ移り変わりの1本だけ1.5倍速にして約3.4秒音声側の長さに合わせた

faststartとは、動画ファイルの再生に必要な情報をファイルの先頭に置き、全部を読み込む前に再生を始められるようにする設定です。Webやアプリで動画を使うなら、付けておくと表示が速くなります。

これらの作業は、生成から書き出し・検品・仕上げまでClaude Codeに任せました。任せ方の基本はClaude Codeの使い方に書いています。

無料枠で仕事に使えるか?透かし・商用・回数の限界と有料に切り替える基準

結論として、無料枠は「向き不向きを確かめる試作」までにとどめるのが安全です。仕事に使う動画は、透かしなし・商用可・十分な回数の3つがそろって初めて使えます。無料枠でこの3つが同時にそろうサービスは、今回確認した範囲では見当たりませんでした。1本の費用が数十円の世界なので、本番は最初から有料で作るほうが結果的に安く済みます。

無料で済ませるときの5つの注意

  1. 透かし: Kling、Runway、Higgsfield、Luma、Hailuoは、無料の出力に透かしが入ります。後から有料にしても消えないサービスがあります
  2. 商用の条件: LumaとKlingは、無料で作った生成物の商用利用を認めていません。Klingはさらに、非会員が生成物を使う場面でKling AIで作ったものだと表示する必要があります
  3. 回数: Runwayの125クレジット、Hailuoの登録時のクレジットは1回限りです。Canvaは月20回をほかのAI機能と分け合います
  4. 画質と機能: Klingは4K、Runwayは最新モデルなど、高い画質や新しいモデルは有料会員向けです。無料で使えるモデルの範囲を明記していないサービスもあります
  5. 待ち時間: Hailuoの規約では、無料ユーザーは順番待ちで生成されます。急ぎの仕事には向きません

僕の案件を無料枠に当てはめると

僕の会社の案件を、2026年10月3日に確認した無料枠の条件に当てはめてみました。必要だった条件は「アプリの画面に透かしなしで載せる」「同じキャラクターで17本作る」「Claude Codeからコマンドで回す」の3つです。

  • Higgsfieldの無料は、使えるモデルが限られ、クレジットも付きません。使ったKling 3.0の高画質で17本は作れません
  • Klingの無料は透かしが入り、生成物は商用に使えず、Kling AIの表示も必要です。アプリの画面にそのまま載せる用途には合いません
  • Runwayの無料は1回限りの125クレジットで、17本には足りません

つまり、無料枠で作れたのは「この作り方で絵が動くか」を確かめる試作までです。本番の17本は有料プランの127.5クレジット(約6ドル)で作りました。この金額なら、無料枠の範囲で工夫する時間のほうが高くつきます。

有料に切り替える判断基準

状況判断
動くかどうかを確かめたいだけ無料枠で十分
社内の確認用・社外に出さない無料枠でもよい(透かしが入る前提)
SNS・広告・Webサイト・アプリに載せる有料にする(透かしと商用の条件のため)
同じ絵柄で10本以上作る有料にする(回数が足りない)
コマンドや自動化で回したい有料にする(無料は対象外のことが多い)

クレジットとは、生成AIサービスが月額プランや追加購入で付与し、モデル・秒数・画質ごとに決まった量を消費する利用ポイントです。有料プランを選ぶときは、月額よりも「付与クレジット÷1本の消費量」で何本作れるかを見ると比べやすくなります。

自分や他人の写真を動かしてもいい?肖像・著作権の注意

自分の写真や、自社で作った画像を動かすのは問題ありません。気をつけるのは他人の写真と、他社のキャラクターです。Higgsfieldは、本人の許可なく他人の画像をアップロードして使うことを規約で禁じています。著作権や肖像の権利を侵害しない責任は、どのサービスでも使う側にあると考えてください。

画像から動画は、手元の画像をそのまま起点にする分、テキストから動画より権利の問題に直結します。公式の規約で確認できた点と、僕の会社のルールを分けて書きます。

公式で確認できたこと

  • 他人の画像: Higgsfieldは、本人の許可なく他人の画像を使うことを禁じています。著作権・商標・肖像の権利を侵害しない責任はユーザーにあるとしています
  • AIの出力の権利: Canvaは、AIで作った動画を商用に使えるとしつつ、独占的な権利を得られない場合があり、使ってよい状態だとは保証しないと書いています
  • 競合サービスへの利用: Klingは、有料会員でもKlingと競合する製品・サービスの開発に生成物を使うことを認めていません

僕の会社のルール

  1. 起点の画像は自社で撮った写真か、自社で生成した画像だけにする(ネットで拾った画像や他社のキャラクターは渡さない)
  2. プロンプトに実在の人名・作品名・キャラクター名を書かない(「〇〇風」も使わない)
  3. 社員やお客様の写真を動かすときは、用途・期間・退職後の扱いを書面で同意を取ってから
  4. 制作ログを残す(起点の画像、プロンプト、生成した本数、採否の理由を日付つきで保存する)

4つ目の制作ログは、この記事の数字の出どころでもあります。採用と不採用の理由を毎回書いておくと、後で「どうやって作ったか」を説明でき、次の案件でプロンプトを直すときの材料にもなります。

広告に出すときのAI生成の表示ルールや、肖像の無断利用についての国の指針は、AI動画生成の実録と商用利用のルールで媒体別に整理しています。断定できない場面では、使う前に各サービスの規約と専門家への確認をおすすめします。

こうした制作の流れをClaude Codeにまとめて任せる設計は、弊社の支援内容の1つです。詳しくはウラカタのサービス一覧をご覧ください。

まとめ

  • 画像から動画生成AIは、2026年10月時点で無料でも試せる。ただし多くは透かし入り・商用に条件つき・回数が少ない
  • 無料枠には「毎日型」「初回1回型」「月の回数型」がある。GoogleのGeminiアプリは有料プランが必要
  • 開始・終了フレームに同じ画像を入れるとループ動画になる。継ぎ目は最初と最後のコマのSSIMで確かめ、0.95以上なら目で見て分からなかった
  • 僕の会社の実測では、Kling 3.0の5秒・音なしが1本7.5クレジット。17本作って10本を採用し、崩れは全コマを並べて見つけた
  • 仕事で使うなら最初から有料で作る。透かしは後から消えず、作り直しになる

よくある質問

画像から動画は完全に無料で作れますか?

試すだけなら作れます。2026年10月時点では、Canvaの無料プランやKlingの無料のBasicなどで静止画を動かせます。ただし多くは透かしが入り、無料の生成物は商用に使えないものもあります。GoogleのGeminiアプリは有料のAIプランが必要で、無料では使えません。

無料で作った動画を仕事や広告に使えますか?

サービスによって分かれます。RunwayとHiggsfieldは規約上プランを問わず商用を制限していませんが、無料の出力には透かしが入ります。LumaとKlingは、無料で作った生成物の商用利用を認めていません。Klingは非会員の生成物にKling AIの表示も求めています。

透かしは後から消せますか?

基本的には消せないと考えてください。Higgsfieldは、有料プランに切り替えても無料のときに作った動画の透かしは消えず、作り直しが必要だと明記しています。Lumaも同様です。仕事に使うと決めたら、最初から有料プランで作るほうがやり直しの手間がかかりません。

1回で何秒の動画を作れますか?

モデルによって違います。Kling 3.0は公式で3〜15秒、Geminiの写真から動画は8秒と発表されています。僕の会社は5秒で作りました。長い動画が必要なときは、短い動画を何本か作り、編集ソフトでつなぐのが現実的です。

画像から動画を作るとき、1本いくらかかりますか?

僕の会社の実測では、HiggsfieldからKling 3.0を使い、5秒・高画質・音なしで1本7.5クレジットでした。契約していたPlusプランの付与分で割ると約0.37ドルです。撮り直しを含めると、採用1本あたり約0.63ドルでした。

引用元・参考にした記事

  1. Why Is There a Watermark on Higgsfield, and How to Remove It出典Higgsfield Help Center参照
  2. How Do Higgsfield Plans Work?出典Higgsfield Help Center参照
  3. Credits vs Unlimited Plans for AI Video Generation in 2026: Pricing and Services Explained出典Higgsfield Blog参照
  4. Kling AI Terms of Paid Service出典Kling AI参照
  5. Kling VIDEO 3.0 Credit Cost: Pricing & Credits Guide出典Kling AI参照
  6. AI Image and Video Pricing from $12/month出典Runway参照
  7. Hailuo AI Video Subscription Service Terms出典Hailuo AI参照
  8. Introducing Gemini with photo to video capability出典Google Blog参照
  9. Free online image to video AI generator出典Canva参照

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