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ホームページの作り方3通りを比較|AIで作る工程も公開【2026年】

工具箱・制作会社の建物・ロボットの3方向からホームページへ道が伸び、経営者が見比べているイラスト
イラスト:AIで作成

この記事の結論

ホームページの作り方は、Wix・ペライチ等のツール、制作会社、AI(Claude Code)の3通り。Wixは月1,300円から、ペライチは月1,480円から。費用・期間・向く会社の比較と、ウラカタがAIで作る6工程を公開します。

目次9項目
  1. ホームページの作り方は何通りある?2026年10月時点の3つの選択肢
  2. Wix・ペライチで自分で作るといくらかかる?
  3. 制作会社に頼むと何が違う?費用と見るべき契約条件
  4. AIでホームページは作れるのか?ChatGPT・Claude Codeでできること
  5. ウラカタはClaude Codeでどう作っているか?構成から公開までの6工程
  6. AIに任せず人が判断しているのはどこか?
  7. 中小企業はどの作り方を選ぶべきか?費用・期間・向く会社の比較表
  8. まとめ
  9. よくある質問

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ホームページの作り方は、2026年10月時点で大きく3通りです。Wixやペライチなどのツールで自分で作る、制作会社に頼む、Claude CodeなどのAIで作る、の3つです。費用はツールが月1,300円台から、制作会社は数十万円からと幅があります。選ぶときは、公開後に誰が更新するかで決めると失敗しにくくなります。

ホームページの作り方は何通りある?2026年10月時点の3つの選択肢

中小企業のホームページの作り方は、①ツールで自分で作る、②制作会社に頼む、③AIを使って作る、の3通りに分けられます。①は安く始められる代わりに手を動かすのは自分です。②は費用がかかる代わりに設計から任せられます。③はここ1〜2年で出てきた選び方で、AIに作業を任せつつ、判断は人が持つ形になります。

僕の会社(株式会社ウラカタ)は、広告運用やLP制作を本業にしているマーケティング会社です。2026年に入ってから、中小企業のホームページ制作を、AIのClaude Codeを使って進めるようになりました。この記事では3つの作り方を比べたうえで、僕たちがAIでどう作っているかを工程ごとに公開します。

最初に、検索の数字を1つ紹介します。僕の会社は2026年9月15日に、ラッコキーワードのAPIでホームページ関連の444語の月間検索数を調べました(Googleの日本語データ・24か月集計)。結果は次の通りです。

キーワード月間検索数1年前同月比
wix90,500—
ペライチ40,500−45%
jimdo18,100—
ホームページ 作り方6,600—
ai ホームページ作成 無料390+50%
ホームページ ai 作成210+136%

この調査で分かったのは、ホームページを作ろうとしている人がまず思い浮かべる比較相手は、制作会社ではなくツールだということでした。僕たちは当初、競合を「見積もり50万円の制作会社」だと考えていましたが、検索の数字を見ると、お客さんの頭の中にあるのは「Wixやペライチで自分で作る」という選択肢です。そしてAIで作る方法は、件数はまだ小さいものの、はっきり伸びています。

もう1つ印象的だったのは、「ホームページ 高額 請求」「ホームページ 5年 契約」「ホームページ制作会社 連絡 取れない」といった、困りごとを表す語の検索数がどれも0だったことです。制作で困った経験は多くの人が持っているはずですが、それを検索窓に打つ人はほとんどいません。検索している人は、困りごとではなく「作り方」と「いくらかかるか」を知りたがっています。なのでこの記事も、作り方と費用から順に書きます。

Wix・ペライチで自分で作るといくらかかる?

ツールで自分で作る場合、2026年10月1日時点の公式料金では、Wixのプレミアムプランは月1,300円(税別)から、ペライチの有料プランは月1,480円(税別・税込1,628円)からです。これに加えて、文章を書き、写真を選び、公開後に更新する自分の時間がかかります。お金は安く済みますが、時間はかかる作り方です。

ホームページ作成ツールとは、プログラムを書かずに、ブラウザ上でテンプレートを選んで文字や写真を差し替えるだけでホームページを作れるサービスのことです。サーバーの用意やセキュリティの設定もツールの側が受け持つので、技術の知識がなくても公開までたどり着けます。

公式の料金ページで確認した金額は次の通りです(2026年10月1日確認)。

ツールプラン月額(税別)主な違い
Wixパーソナル1,300円サイト管理者2名・容量2GB
Wixスモールビジネス2,300円管理者5名・容量50GB・決済機能
Wixビジネス2,700円管理者10名・容量100GB
Wixビジネスプライム13,500円管理者100名・容量無制限
ペライチライト1,480円公開3ページまで
ペライチレギュラー2,980円公開5ページまで
ペライチビジネス3,980円公開20ページまで・予約機能
ペライチプロフェッショナル6,980円公開20ページまで・予約プラス

Wixは、表示が月額でも、購入時に選んだ利用期間分を一括で支払う仕組みです。全プランに独自ドメインの1年無料、Wixロゴの非表示、14日間の全額返金保証がついています。時期によってはキャンペーン価格が表示されることもあるので、契約する直前に料金ページを見直してください。ペライチは、年契約なら10%以上安くなると案内しています。また、最上位プランと同じ機能を1か月無料で試せて、自動で有料に切り替わらない仕組みです。

独自ドメインとは、「〇〇.com」や「〇〇.co.jp」のような、自社だけが使えるホームページの住所のことです。ツールの無料の住所(ツール名が入ったURL)のままだと、名刺やチラシに載せたときに会社の印象が軽くなります。ツールを選ぶときは、使いたいプランで独自ドメインを使えるかを最初に確認してください。

自分で作る方法の一番の利点は、思い立った日に始められることです。ペライチの料金表には「AIアシスト」という機能の行もあり、ツールの側でもAIによる作成の手助けが進んでいます。

注意したいのは、作った後の時間です。会社のホームページは、営業時間の変更、新しい施工事例、採用情報など、更新の用事が毎月のように出てきます。社長が自分で作った場合、更新も社長の仕事になります。僕が中小企業のホームページを見ていて一番多いと感じるのは、ツールで作った後に更新が止まり、何年も前のお知らせがトップに残っているケースです。先ほどの調査でペライチの検索数が1年で45%減っていたのも、新しく作る人より、作ったまま触っていない人が増えている表れかもしれません(これは僕の推測です)。

WordPressで自分で作る方法もあります。WordPressとは、世界中で使われている無料のホームページ作成ソフト(CMS)で、ライセンスはGPLv2以降のオープンソースです。ソフト自体は無料ですが、レンタルサーバーとドメインを自分で契約し、テーマやプラグインの更新を続ける必要があります。CMSとは、HTMLを直接書かずに、管理画面からページや記事を追加・更新できる仕組みのことです。自由度が高い分、保守の手間も自分に返ってくる作り方です。

制作会社に頼むと何が違う?費用と見るべき契約条件

制作会社に頼むと、誰に向けて何を伝えるかという設計から、文章、デザイン、公開作業までを任せられます。費用は会社や範囲によって大きく変わり、僕の会社が2026年に出した買い切りの見積もりでも、30万円台から100万円まで幅がありました。金額以上に見るべきなのは、公開後の更新と契約の中身です。

制作会社に頼む利点は、自分では気づかない設計の部分を任せられることです。「誰に何をしてほしいサイトなのか」が決まっていないまま作り始めると、見た目は整っていても問い合わせが来ないサイトになります。ここを最初に言葉にしてくれるのが、制作会社に払う費用の本当の中身です。

僕の会社の見積もりの幅を、案件の種類ごとに並べると次の通りです。どれも2026年の実案件で、社名は伏せています。

案件の種類作り方見積もりの形
建設関連の会社のリニューアル(提案時の案A)静的サイト買い切り30〜50万円+保守月1〜2万円
同じ建設関連の会社(実際に提案した形)静的サイト・3ページ制作費0円+月額5,000円(税別)・最低12か月
地域の小売業の会社のリニューアルWordPress(自作テーマ)買い切り100万円

一番下の会社は、ツールで作られた既存サイトからの乗り換えで、300本を超える既存のブログ記事を新しいサイトへ移しています。ページ数や機能が増えるほど費用が上がるのは、どの制作会社でも同じだと思います。

見積もりで金額より先に確認してほしいのは、次の3つです。

  • 公開後の更新は誰がやるのか、更新1回ごとに費用がかかるのか
  • 月額費用があるなら、その名目と最低契約期間、途中で解約したときの精算方法
  • 解約したとき、サイトのデータとドメインを引き渡してもらえるのか

3つ目は特に大事です。僕の会社の月額プランでは、解約時に静的HTMLと画像一式を無償で引き渡し、ドメインも実費で移管できるようにしています。「辞めても人質に取らない」ことを契約書に書いておくと、お客さんは安心して始められます。逆に言えば、ここが書かれていない契約は、作った後に動けなくなるリスクがあります。

ドメインを誰の名義で取るかも、契約前に確かめておきたい点です。実際に、旧サイトから乗り換えたいお客さんのドメインが、誰の管理になっているか分からないケースがありました。旧サービスの管理者、ドメインの名義、そのドメインでメールを使っているかの3点を先に確認しないと、旧サービスを解約した瞬間に会社のメールまで止まることがあります。

AIでホームページは作れるのか?ChatGPT・Claude Codeでできること

AIでホームページは作れます。2026年10月時点では、Claude CodeのようなAIに指示すると、ページの構成、文章のたたき台、HTMLとCSSのコード、スマホ表示の調整まで、実際のファイルとして作ってくれます。ただし、何を載せるか、事実として正しいか、公開してよいかの判断はAIに任せられません。作業は速くなりますが、判断の量は減りません。

Claude Codeとは、Anthropicが提供する、パソコンのファイルを読み書きし、コマンドを実行するところまでをClaudeに任せられるツールです。チャットで答えを返すだけのAIと違い、ホームページのファイルを直接作り、ブラウザで表示を確かめ、崩れていれば直す、という作業を続けて任せられます。使い方の全体像はClaude Codeの使い方ガイドにまとめています。

Claude Codeを使うには、Claudeの有料プランが必要です。2026年10月1日時点の公式料金では、月20ドルのPro(年払いなら月17ドル)から使えて、無料プランには含まれません。上位のMaxは月100ドルからです。制作会社が使う場合はこの費用が原価の一部になり、自分で使う場合は、これがツールの月額の代わりになります。プランごとの違いはClaude Codeの料金の記事で実測つきで解説しています。

「AIで作ったホームページは検索で不利になるのでは」という質問もよく受けます。Googleは2023年2月に検索セントラルのブログで、AIや自動化を適切に使うことはガイドラインに反しないと説明しています。評価されるのは作り方ではなく、役に立つか、独自性があるかです。一方で、検索順位を操作する目的で大量のページを自動生成することは、スパムポリシー違反になりうるとしています。AIで作るかどうかより、自社にしか書けない中身があるかどうかが問われる、ということです。

AIで作る方法が向いているのは、ITに強い社員がいる会社か、AIを使って作る制作会社に頼む場合です。社長が自分でClaude Codeを触って一から作ることもできますが、後で書く「人が判断するところ」を全部自分で持つことになります。どの作業をAIに任せられるかの具体例はClaude Codeの活用事例でも紹介しています。

ウラカタはClaude Codeでどう作っているか?構成から公開までの6工程

僕の会社は、構成→文章→デザイン→全画面幅の機械検品→SEO標準セット→公開、の6工程でホームページを作っています。手を動かすのはほぼClaude Codeで、僕たちは各工程の入口で方針を決め、出口で結果を確かめます。工程ごとに、実際の案件で起きたことを書きます。

工程1 構成:検索の数字と「サイトの役割」を先に決める

最初にやるのは、そのホームページに何をしてほしいかを決めることです。問い合わせを増やしたいのか、採用で見てもらいたいのか、取引先に安心してもらいたいのかで、ページの並びが変わります。

ある地域の中小企業のリニューアルでは、ヒアリングで「営業には困っていない」と分かりました。そこで問い合わせボタンを目立たせる設計をやめ、「この会社、面白そう」と思ってもらうことに振り切った構成にしています。この判断は検索データからは出てきません。社長と話して決めることです。

構成を考える前には、検索の数字も確かめます。会社名で検索されている会社なら、サイトは「名前を調べて来た人を受け止める場所」になります。社名の検索がほとんどない会社なら、事業内容の言葉で見つけてもらう設計が必要です。ここを取り違えると、サイトの作りごと間違えることになります。

工程2 文章:今あるサイトと事実だけで書く

文章のたたき台はAIが書きますが、材料は既存のサイト、パンフレット、社長へのヒアリングに限っています。ある建設関連の会社のデモサイトでは、コピーも数字も写真も、すべて現行サイトにある実際の情報だけで組みました。AIに任せると、それらしい実績の数字や「お客様の声」を作ってしまうことがあるので、材料にない数字は書かせないルールにしています。

写真の確認も文章の工程に入れています。その会社の施工写真には、工事用の黒板にお施主さんの名前が写っているものがあり、デモではぼかしてから使いました。AIは写真の中の文字を見落とすことがあるので、ここは人の目で1枚ずつ見ています。

工程3 デザイン:AIらしい見た目を避ける社内ルールを先に渡す

AIにそのままデザインさせると、どこかで見たようなテンプレート調になりがちです。そこで社内のデザインルールをスキルとしてまとめ、作業の前に必ずClaude Codeに読ませています。スキルとは、Claude Codeに作業手順や判断基準を覚えさせておくための指示書のことです。中身は、色や文字サイズを先に決めてから組む手順、AI量産型に見えるパターンの禁止、日本語の改行位置の扱い、デモ公開時に検索に載せない設定などです。

写真の方向性もルールにしています。僕の会社では、白いオフィスで微笑む素材写真のような「さっぱりした写真」は使いません。業種ごとの作法も確認します。たとえば溶接の現場の写真なら保護具をつけているか、厨房なら衛生面に問題がないかを見ます。AIで画像を作ると同じような顔の人物が続きやすいので、人物ごとに年齢や髪型を書き分けて指示しています。

工程4 検品:8つの画面幅で、重なりとはみ出しを機械で調べる

デザインができたら、8つの画面幅で自動検品をかけます。スマホ4種(375×667、390×844、430×745、430×932)、タブレット(768×1024)、パソコン3種(1280×720、1440×900、1920×1080)です。ブラウザを自動操作するPlaywrightというツールで各サイズを開き、要素同士が重なっていないか、画面の外にはみ出していないかを数えます。

この形になったのは失敗がきっかけです。2026年7月、あるLPを1〜2サイズの目視だけで確認して「修正しました」と報告したところ、スマホでもパソコンでも文字や画像が重なっていると指摘を受けました。縦の短いノートパソコンの画面や、600〜768pxのタブレット幅では崩れていたのです。8サイズの機械検品に切り替えて測り直すと、206件の重なりが見つかり、6回の修正と再検品で0件にしました。それ以来、検出が0件になるまで直してから報告するルールにしています。

機械検品のほかに、ボタンやフォームが動くかの機能テストも作ります。先ほどの建設関連の会社のデモでは、2026年9月の更新時に、本番環境で26項目のテストをすべて通してから先方に共有しました。

機械では拾えない不具合もあります。先ほどの「営業には困っていない」会社のサイトでは、iPhoneで画面が横に揺れる、会社概要の行間が異様に広がる、という2つの不具合を社長に指摘されました。原因は、スクロールの連鎖と、パソコン用に指定した見出しの幅が、スマホでは縦の高さとして効いてしまっていたことでした。こうした実機で見つかった不具合は、次の案件のチェック項目に足しています。

工程5 SEO標準セット:最初から入れる7項目

僕の会社は2026年9月7日に、自社サイトurakata.bizの本体10ページとコラム7ページに内部SEOの基盤をまとめて入れました。そのときの項目を「SEO標準セット」として、今は全ての制作物に最初から入れています。

  1. ページの本体を <main> で囲み、本文へ飛べるスキップリンクを置く
  2. パンくずリストを機械が読める形のリストで書き、構造化データも入れる
  3. 会社情報・サイト情報・ページ情報の構造化データを全ページに入れる
  4. よくある質問のセクションを本文として置き、FAQの構造化データを添える
  5. ページの下に関連ページへの導線を置く
  6. 通信の暗号化を強制する設定(HSTS)と、圧縮・キャッシュ・セキュリティの設定をそろえて入れる
  7. 見出しの階層を飛ばさない

構造化データとは、ページの内容が「会社情報」「よくある質問」「記事」などのどれに当たるかを、検索エンジンに機械が読める形で伝えるための記述です。なお、FAQの構造化データについて、Googleは2023年8月に、FAQのリッチリザルト(検索結果に質問と答えが展開される表示)を、信頼できる政府と医療分野のサイトに限ると発表し、2026年5月7日からはその表示自体も終わっています。中小企業のサイトで検索結果の見た目が変わることは期待していません。それでも僕たちがFAQを入れているのは、お客さんが実際に聞く質問への答えをページに置くこと自体に意味があり、AI検索に答えとして拾われる材料にもなると考えているからです。この考え方はAIO対策・LLMO対策で自社サイトにやったことで詳しく書いています。

スマホ表示を最初から重視しているのには理由があります。モバイルファーストインデックスとは、Googleが検索順位を決めるときに、スマホでクロールしたページの内容を使う仕組みのことです。Googleの公式ドキュメントでは、スマホ版にもパソコン版と同じ内容を載せるよう求めています。パソコンでしか見えない文章は、検索では無いものとして扱われる可能性があるということです。

工程6 公開:まず検索に載らない場所に置き、移行は確認してから

公開の前に、まず検索エンジンに載らない設定(noindex)のデモとして、僕の会社のサーバーに置きます。社長にはスマホで実物を触ってもらい、文面や写真の確認をもらいます。デモや確認用のページを検索に載せない考え方と、載ってしまったときの削除申請の手順は、Claudeの共有リンクや公開ページが検索に出る時の対処に書いています。

本番への切り替えでは、先ほど書いた3点(旧サービスの管理者、ドメインの名義、メールの利用)を先に確かめます。建設関連の会社の案件では、移行の作業そのものは3〜4時間と見積もっていますが、先方の確認がそろうまでに時間がかかっています。アップロードの後は、ファイルサイズが手元と一致しているか、デモ用の検索除外の設定が残っていないかを確かめてから完了にしています。

AIに任せず人が判断しているのはどこか?

AIに任せていないのは、サイトの目的、載せる事実、写真に写ってはいけないもの、見た目の最終判断、価格と契約の5つです。どれも、間違えたときに直すのが難しいか、お客さんとの信頼に直結するところです。作業の大半はAIが担いますが、この5つは必ず人が決めています。

1つ目のサイトの目的は、工程1で書いた通りです。「問い合わせを増やす」が当たり前に見えても、工程1で書いた会社のように「営業には困っていない」会社もあります。AIは一般的な正解を出してくれますが、その会社にとっての正解は社長と話さないと分かりません。

2つ目は事実です。AIは材料にない数字を補ってしまうことがあるので、実績の件数、創業年、資格、料金といった事実は、元の資料と1つずつ突き合わせています。

3つ目は写真です。お施主さんの名前が写った黒板、特定できる建物、業種の作法に反する作業風景は、人が見て外します。

4つ目は見た目の最終判断です。社内のデモで、落ち着いた和風の余白の多いデザインを作ったところ、社内で即座にボツになったことがあります。どれだけ整っていても、会社の雰囲気や狙いに合っていなければ使えません。AIは複数案を短時間で出せるので、その中から選ぶのが人の仕事になりました。

5つ目は価格と契約です。月額の名目は「月額サポート費」とし、「サーバー管理費」という言い方は使っていません。リース商法の悪い評判と混同されやすいからです。こうした言葉の選び方は、AIに聞いても出てこない判断だと思います。

時間の配分も変わりました。建設関連の会社のデモは既存デモを流用できたため、デザイン確定から公開までを実働2〜3日と見積もっています。月額プランの設計では、テンプレートが固まった後の制作実働を1件3〜5時間と置きました(これは計画値で、実測はこれからです)。浮いた時間は、ヒアリングと確認に回しています。

中小企業はどの作り方を選ぶべきか?費用・期間・向く会社の比較表

選び方の軸は、予算よりも「公開後に誰が更新するか」です。社内に更新できる人がいて、ページ数が少なく、まず形にしたいならツールが合っています。設計から任せたい、機能が多いなら制作会社です。AIで作る方法は、AIを使いこなす社員がいるか、AIで作る制作会社に頼む場合に、費用と速さの両方で利点が出ます。

3つの作り方を並べると次の通りです。金額は2026年10月1日時点の公式料金と、僕の会社の見積もり実績です。

比べる点ツールで自分で作る制作会社に頼むAIを使って作る
初期費用0円(自分の作業時間)数十万円〜(当社見積もりでは30万〜100万円)自分で作るならClaudeの有料プラン代、制作会社経由なら会社による(当社の月額プランは制作費0円)
月額Wix 1,300円〜/ペライチ 1,480円〜(税別)保守費の有無は会社によるClaude Pro 月20ドル〜/当社の月額プランは5,000円(税別)〜
公開までの期間自分の作業時間しだい打ち合わせと確認の回数しだい作業は短い。確認と移行の待ち時間が律速
更新する人自分制作会社(費用は契約しだい)自分、または頼んだ会社
向く会社ページ数が少なく、社内に更新できる人がいる会社機能が多い、設計から任せたい会社更新を任せ続けたい会社、AIに慣れた社員がいる会社
注意点更新が止まりやすい契約条件とデータの引き渡し事実確認と画面検品を人がやるかどうか

僕の会社の月額プランは、制作費0円で、ライトが月5,000円(税別)・3ページ・修正月1回、ベーシックが月9,800円(税別)・5ページ以内・更新月3回までです。どちらも最低契約は12か月です。ライトは2026年9月に、先ほどの建設関連の会社向けに初めて提案した価格です。作ったホームページの更新をLINEやメールで送ってもらうだけで反映する形にしているのは、ツールで作ったサイトが止まる理由が、ほとんどの場合「更新する時間がない」ことだからです。

補助金を使ってホームページを作りたい場合は、申請できる経費や時期に条件があります。小規模事業者持続化補助金のホームページ費の扱いは持続化補助金2026の記事にまとめました。急いでいるなら、補助金を待たずに作るほうが合うこともあります。

どの作り方にするか迷っている、今のサイトを作り直すべきか判断がつかない、という段階でも相談を受けています。僕の会社でのホームページ制作の進め方はウラカタのサービス一覧にまとめています。

まとめ

  • ホームページの作り方は、ツールで自分で作る、制作会社に頼む、AIを使って作る、の3通り。2026年10月1日時点で、Wixは月1,300円(税別)から、ペライチは月1,480円(税別)から
  • 検索の数字で見ると、作ろうとしている人の比較相手は制作会社ではなくWixやペライチ。AIで作る方法の検索は1年で+50〜+136%と伸びている
  • 制作会社に頼むときは、金額より先に、更新を誰がやるか、月額の名目と契約期間、解約時のデータとドメインの引き渡しを確認する
  • AIで作る場合も、サイトの目的、事実、写真、見た目、価格と契約は人が判断する。ウラカタは構成→文章→デザイン→8画面幅の機械検品→SEO標準セット→公開の6工程で進めている
  • 迷ったら「公開後に誰が更新するか」で選ぶ

よくある質問

ホームページは無料で作れますか?

作ること自体はできますが、会社の看板として使うなら有料プランが前提です。WordPress本体は無料のソフトですが、サーバーとドメインの費用が別にかかります。ツール型も、独自ドメインの設定や広告の非表示は有料プランに含まれる形が一般的なので、月額は最初から予算に入れておきましょう。

ChatGPTやClaudeに頼めばホームページは完成しますか?

見た目と文章のたたき台までは短時間で作れます。ただ、何を載せて何を載せないか、写真に写ってはいけないものがないか、スマホで崩れていないか、公開後に誰が更新するかは、人が決めて確かめる必要があります。AIは作業を速くしますが、公開の判断までは代わってくれません。

制作会社に頼むときの見積もりは何を見ればいいですか?

金額より先に、公開後の更新を誰がやるか、月額費用の名目と契約期間、解約したときにデータやドメインを引き渡してもらえるかを確認してください。ここが曖昧なまま契約すると、作った後に動けなくなります。ページ数と納期は、その後に比べれば十分です。

自分で作ったホームページを後から制作会社に直してもらえますか?

多くの場合は直せますが、作った仕組みによって手間が変わります。ツール型は基本的にそのツールの中で直すことになり、乗り換える場合は作り直しに近くなります。最初にドメインを自社名義で取っておけば、作り方を変えてもURLは引き継げるので、そこだけは最初から押さえておくと安心です。

ホームページを作ったら検索ですぐ上位に出ますか?

出ません。公開しただけでは、社名で検索されたときに見つかる状態になるのが第一歩です。Googleは、AIで作ったかどうかではなく内容が役に立つかを見ると説明しています。お客さんがよく聞く質問への答えや、施工事例・料金といった自社にしか書けない情報を足していくのが近道です。

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