10月21日の夜、PHP(多くのホームページを動かしているプログラム言語)に重大な脆弱性が見つかり、修正版が公開されました。同じ週には「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスも公表され、ニュースには「緊急」「重大」という言葉が並びました。裏方の会社にできるのは、慌てずに一つずつ確かめることです。ウラカタがサイトの技術面をお手伝いしているお客様について、確かめたことと手を入れたことをお知らせします。
10月22日:PHPが修正版で動いているかを確かめました
- お手伝いしているお客様の複数のWordPressサイトで、PHPが今回の修正版で動いていることを、サイトの中から実際に確かめました。いずれもサーバー会社の側で更新が済んでいて、サイト側でバージョンを変える必要はありませんでした。
- 同じ日に、サイトのファイルを全部たどり、10月19日以降に書き換わったものを洗い出しました。キャッシュやバックアップ、プラグインの更新など、理由の分かる変更ばかりで、説明のつかない変更は見つかっていません。
- ただ、ファイルの日時は後から書き換えることもできるので、これで「改ざんは無い」と言い切れるわけではありません。「見た範囲では痕跡が無い」というのが、正直な言い方です。
10月23日:プラグインを更新し、使っていないものを片づけました
PHPが新しくなっても、その上で動くプラグインが古いままでは、穴が残ります。お手伝いしているサイトで、12時25分から12時40分にかけて、更新が溜まっていたプラグイン6本を最新版にし、使っていない3本を削除しました。
- 作業の前に、プラグイン一式を手元に退避しました。
- 作業の後に、問い合わせフォームから実際に送信して自動返信が届くこと、サイトからのメール送信、管理画面のログイン画面、主要なページの表示を確かめました。作業の時間帯に、PHPのエラーは出ていません。
デスクトップクラウドをお使いの方へ
当社も、当社が管理をお預かりしているサーバー・サイトも、「お名前.com デスクトップクラウド」は使っていません。
ただ、お客様がご自身で契約しているサービスまでは、当社では把握できません。お使いの場合は、GMOインターネットの公式のお知らせに沿って、パスワードの変更と、ログイン中のセッションの切断を早めに済ませてください。10月23日の第3報で、その両方が求められています。「うちは関係あるのかな」というところからで構いません。気になる点があればお問い合わせからどうぞ。
【10月27日 追記】その後のこと
この記事のあと、状況がいくつか動いたので追記します。
- 10月24日、GMOインターネットは第4報で、デスクトップクラウドの利用者の情報が外部に持ち出されたことを確認したと発表しました。経緯と、使っていた方がやることは裏方AIラボの解説記事にまとめています。
- 10月25日0時30分から26日20時10分ごろまで、お名前.comのレンタルサーバーで、ファイルを更新する入口(FTPとファイルマネージャー)が止まりました。公式の説明は「予防保守」で、デスクトップクラウドの件との関係は書かれていません。当社の会社サイトもこのサーバーにあるため、26日の朝からは自動の公開を止め、FTPが戻ったかを15分おきに確かめる見張りを動かしました。20時55分に再開を確かめ、公開を戻しています。
- 当社のサーバーで公開しているお客様の広告ページは、止まっている間も表示されていました。止まったのは「当社からファイルを更新すること」です。
- 10月22日・23日に点検したサイトは、お名前.com以外のサーバーで動いています。今回のFTPの停止と、10月28〜30日に予定されているサーバーの引っ越し(一部の利用者が対象で、終わるとIPアドレスとホスト名が変わるもの)は、どちらも対象外です。
- 当社のサーバーには、26日の時点で、引っ越しの対象を知らせる個別のメールは届いていません。
- FTPがつながらないときの確かめ方と、引っ越しのあとに直す設定は、裏方AIラボの解説記事にまとめました。
