うちはホームページを作る会社だと思われていますが、9月にいちばん時間を使って作ったものは、ホームページではありませんでした。ある工務店さん向けの、原価を施主に公開するためのシステムです。まずは試作として、施主の画面と、工務店さんが入力する管理画面をひと通り作りました。
「うちは、全部見せます」から始まりました
その工務店さんは、自分たちの取り分をあらかじめ決めて、それ以外の原価をすべて施主に開示するという売り方をされています。職人さんの手間が1人いくら、材料がいくら、という単位までです。
ご相談は「その考え方を、お客様に伝わる形にしたい」でした。紙で渡すこともできますが、家づくりは何ヶ月も続きます。渡した瞬間がいちばん新しくて、あとは古くなっていく資料では足りない。必要なのはパンフレットではなく、更新され続ける画面のほうでした。
施主ごとに、専用のURLを1本ずつ
ログインは要りません。届いたURLを開くと、いまどの工程にいて、完成予定はいつで、あと何日か、そして内訳がいくらか、が出ます。工程が進むと画面の中の家が段階的に組み上がっていきます。基礎ができ、柱が立ち、屋根が乗る。
こう書くと演出のようですが、狙いは逆です。数字だけの画面は、見るのに気力が要ります。家づくりは楽しみで始めたはずなのに、進捗確認が事務作業になってしまう。開いた瞬間に「進んでいる」と分かる画面であれば、施主の方も気軽に開けます。
ホームページの「隣」が、たぶん本題です
うちがやっているのは、会社案内を作ることそのものではなく、その会社の商売の仕方を、外から見える形に翻訳することです。今回はたまたま、その答えがホームページではなく小さなシステムでした。
もし「うちの伝えたいことは、ホームページの形に収まらないかもしれない」と感じておられるなら、そのまま お問い合わせ からご相談ください。作らないほうがいい、という結論になることもあります。
