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「オリジナル重視」はYouTubeだけじゃない|InstagramとYouTubeの公式説明を時系列で並べてみた【2026年10月】

公開 出典の公開 読了 約4分

オリジナル重視はIGとYTで共通
図版:自動生成

結論

「オリジナル重視」はYouTubeだけの話ではありません。Instagramは2024年4月にリール、2026年4月に写真・カルーセルへと対象を広げてきました。2社の公式説明を並べると、転載中心の運用はおすすめに乗りにくくなる方向でそろっています。

SNS担当者が今日やること

  1. 1直近30日の投稿を一覧にし、他人の素材をほぼそのまま使った投稿の本数を数える
  2. 2他媒体のロゴや透かしが入った書き出し動画をやめ、各アプリ用に元データから書き出し直す
  3. 3他者のクリップを使う投稿には、自社の解説・検証・現場映像のどれかを必ず1つ足すルールを作る
段階
観測
地域
日本は未確認
開始
未発表
一次情報
あり(公式)
目次
  1. いま何が起きている?
  2. なぜそう言える?
  3. SNS担当者はどうすればいい?
  4. ウラカタ視点
  5. まとめ

いま何が起きている?

2026年10月初め、YouTube はヘルプコミュニティの公式投稿で、Shorts のおすすめで「オリジナル動画」をより優先すると説明しました。ただ、並べてみると、これは YouTube だけの話ではありません。Instagram は2024年4月と2026年4月の2回、「他人の投稿をそのまま流す運用は、おすすめに乗せにくくする」方向の説明を公式に出しています。ウラカタでは、大きな2社の向きがそろってきたこと自体を、いま押さえておくべき変化だと見ています。

なぜそう言える?

発表の時期がばらばらなので、古い順に並べます。

① Instagram(2024年4月30日・公式)
Instagram for Creators の説明では、同じコンテンツが複数見つかった場合はオリジナルだけをおすすめに出し、再投稿にはオリジナルの作者へリンクするラベルを付けるとしています。さらに、自分で作っていない他人の投稿を「過去30日間に10回以上」繰り返し投稿しているアカウントは、おすすめ面に表示されなくなると明記されています。ライセンス契約や明示的な許可を得ているパブリッシャーは対象外です。

② Instagram(2026年4月30日・公式)
2回目の説明で、リール動画に加えて写真・カルーセル投稿も対象になりました。記事では「本日」更新すると書かれているので、4月30日から適用です。対象の国・地域は明記されていません。オリジナルでない投稿が主なアカウントは、おすすめ面に表示されなくなります。フォローしている人への表示には影響しない、と明記されています。また、直近30日間の投稿のほとんどがオリジナルと見なされれば、再びおすすめの対象に戻れます。枠線や透かし、クレジットを足しただけの投稿はオリジナル扱いになりません。同じ記事では「現在、米国ではおすすめの75%がオリジナルの投稿によるもの」と説明していますが、これは米国の数字です。日本の割合は公表されていません。

③ YouTube(2026年10月初め・公式)
YouTube ヘルプコミュニティの公式投稿(TeamYouTube)で、Shorts のおすすめの仕組みを更新し、オリジナルの動画をさらに優先して、他のクリエイターの動画を何も足さずに再アップロードしたものの届く範囲を減らすと説明しました。他のクリエイターの動画を大きな変更なしに集めたり再アップロードしたりするのが中心のチャンネルは、Shorts フィードでの配信が少なくなる見込みです。他人のクリップを使うなら、独自の解説・独自の編集・ストーリーで価値を足すよう求め、小さな技術的編集やテンプレートでの加工ではなく、自分の声や視点を持ち込むように、とも書いています。対象地域と開始日は書かれておらず、日本を含むかは明記されていません。

一方、YouTube の既存のスパムポリシー(公式ヘルプ)には、以前から次の一文があります。

"Re-posting material from other websites or platforms, or other videos without adding anything of your own; ..."

独自の解説や編集を加えない再投稿は、そもそもポリシー違反になり得る、ということです。

まとめると、おすすめの仕組みでオリジナルを優先すると公式が説明しているのは、Instagram(2024年・2026年)と今回の YouTube(2026年10月)です。YouTube は日本を含むか・開始日が明記されていない点に注意が必要です。TikTok については、オリジナリティに関する公式の説明を本稿では確認できていないため、比較から外しています。

SNS担当者はどうすればいい?

まず、直近30日の投稿を一覧にして、他人の素材をほぼそのまま使った投稿が何本あるかを数えてください。Instagram の説明が「30日」「ほとんど」という単位で判定しているので、同じ物差しで自社を見ておくと判断しやすくなります。

次に、他媒体のロゴや透かしが入ったまま書き出した動画の使い回しをやめましょう。TikTok で作った動画をそのまま Reels や Shorts に上げるのではなく、元データから各アプリ用に書き出し直すのが安全です。

最後に、他者のクリップや話題の映像を使う投稿には、自社の解説・検証・現場の映像のどれかを必ず1つ足すルールを決めます。透かしやクレジットを足すだけでは足りない、と Instagram は明言しています。

ウラカタ視点

ウラカタの判断は「今すぐ対応」です。ただし、慌てる必要があるのは、まとめ系・切り抜き系の運用に寄っているアカウントだけです。自社で撮った映像を自社で編集している店舗や採用アカウントには、むしろ追い風になる可能性があります(推測です。効果の大きさは公表されていません)。

業種で言えば、店舗集客は現場の映像がそのままオリジナルになるので有利です。採用 SNS も、社員の声や職場の空気は他社がまねできないため相性が良いです。逆に、ニュースまとめや「話題の動画を紹介する」形式に頼っているアカウントは、解説を足す形に作り替える必要があります。

まとめ

オリジナル重視は、YouTube の新しい話ではなく、Instagram が2024年から公式に進めてきた流れに YouTube も並んできた、と見るのが正確です。日本での適用時期や割合は2社とも明示していませんが、転載中心の運用は両方で不利になる方向です。まずは直近30日の投稿の棚卸しから始めましょう。

よくある質問

YouTube Shortsのオリジナル優先は公式発表ですか?

はい。2026年10月初め、YouTubeはヘルプコミュニティの公式投稿(TeamYouTube)で説明しました。対象地域と開始日は書かれていません。

Instagramで転載が多いとどうなりますか?

公式説明では、オリジナルでない投稿が主なアカウントは、おすすめ面に表示されなくなります。フォロー中の人への表示には影響しません。

Sources(出典)

  1. 公式Prioritizing original content on ShortsYouTube ヘルプ コミュニティ(TeamYouTube 公式投稿)・公開 2026-10-01・確認 2026-10-04
  2. 業界メディアYouTube Updates Shorts Algorithm to Put More Focus on Original ContentSocial Media Today・公開 2026-10-01・確認 2026-10-04
  3. 公式Spam Policy - YouTube HelpYouTube Help・確認 2026-10-04
  4. 公式Helping Creators Find New AudiencesInstagram for Creators・公開 2024-04-30・確認 2026-10-04
  5. 公式Rewarding original creators on InstagramInstagram for Creators・公開 2026-04-30・確認 2026-10-04

「公式」はプラットフォーム自身の発表、「公式担当者」は担当者本人の説明、「業界メディア」は報道です。本文でも書き分けています。

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